
「ケアマネジャーって、未経験で本当に転職できるの?」
そう不安に感じて、この記事を開いた方もいるのではないでしょうか。
- ケアマネジャー資格を取ったのに、「未経験OK」と書かれた求人を見ても、実際には「実務経験◯年以上」が条件になっている。
- 介護転職サイトに登録したのに、届くのはヘルパー求人ばかり。
- Xで「ケアマネジャーは辞めとけ」という投稿
上記の状況に過去の私も不安になっていました。
私は介護業界16年の現役ケアマネジャーで、未経験からケアマネジャー業務に踏み出した一人です。さらに過去には、介護福祉領域の転職エージェントとして、2,000件以上の転職相談に向き合ってきました。
介護現場の内側、ケアマネジャー業務の内側、そして転職支援の内側を見てきた立場から言わせてもらいます。
未経験からケアマネジャーへの転職は、踏み出せます。
ただし、最初の職場選びを間違えると、本当に後悔します。
この記事では、転職前に知っておきたい「失敗と後悔を避ける3つの判断」を、実体験と元エージェント時代の相談事例を交えて解説します。
読み終えるころには、未経験ケアマネジャーとして応募していい求人と、慎重に見極めるべき求人の違いがわかるはずです。
結論:未経験でもケアマネジャー転職はできる。ただし「最初の職場選び」で失敗しやすい
結論から言います。未経験からのケアマネジャー転職はできます。
私自身、未経験でケアマネジャー業務に踏み出した一人です。元エージェント時代に相談を受けた方の中にも、未経験から転職して、その後もケアマネジャーとして働き続けている方は何人もいました。
ただし、「未経験OK」という言葉だけを信じて求人を選ぶと、後悔する可能性があります。
求人票に「未経験OK」と書かれていても、実際には教育体制が十分とは言えない職場もあります。なかには「未経験歓迎」と書きながら、「即戦力歓迎」も併記している求人もあります。
この場合、本音では実務経験者を優先しつつ、条件が合えば未経験者も検討する、というスタンスのこともあります。
だからこそ、未経験者ほど最初に見るべきポイントは「給与」だけではありません。
私が未経験ケアマネジャー転職で大事だと感じた判断は、次の3つです。
- 教育体制のある職場を選ぶ
- ケアマネジャーが複数名いる職場を選ぶ
- 介護兼務の範囲を確認する
この3つを見ずに求人を選ぶと、未経験者ほど失敗しやすくなります。
反対に、この3つを押さえて職場を選べば、未経験からでもケアマネジャー転職に踏み出しやすくなります。
次の章では、この3つを求人票や面接で確認するための「早見表」を出します。
【早見表】未経験ケアマネジャーが転職前に確認すべき3つ
未経験でケアマネジャーに転職するなら、求人票で最初に見るべきポイントは「給与」だけではありません。
もちろん給与も大切です。
ただ、最初の職場でつまずきやすいのは、給与よりも「教えてもらえる環境があるか」「相談できる人がいるか」「ケアマネジャー業務に集中できるか」です。
まずは、次の3つを確認してください。
未経験ケアマネジャーが転職前に確認すべき早見表
| 確認項目 | 何を見るか | 失敗を避けるサイン |
|---|---|---|
| ① 教育体制 | OJT・同行訪問・先輩ケアマネジャーの確認体制があるか | 「研修制度あり」だけでなく、入職後に誰が・どこまで教えてくれるか説明できる |
| ② ケアマネジャー人数 | 同じ事業所に何人のケアマネジャーが在籍しているか | 1人ケアマネは慎重に判断。未経験なら複数名在籍が安心 |
| ③ 介護兼務の有無 | ケアマネ業務以外に、介護現場業務がどの程度あるか | 「兼務あり」の場合は、頻度・時間・役割の範囲まで確認できる |
この3つは、求人票だけでは分からないことも多いです。
だからこそ、応募前の問い合わせや面接で確認する必要があります。
特に未経験の場合、「未経験OK」と書かれているかどうかよりも、入職後にどう育ててもらえるかを確認することが大切です。
「ケアマネジャーは辞めとけ」と言われる理由
SNSで「ケアマネジャーは辞めとけ」という投稿を見かけて、不安になる方も多いのではないでしょうか。
私自身、未経験で踏み出したころは、業務の幅広さと責任の重さに何度も戸惑いました。
「辞めとけ」と言われる背景には、現場ならではの理由があります。隠さず、3つの視点から正直に書きます。
家族対応・多職種調整・書類業務が想像以上に多い
ケアマネジャーの仕事は、ケアプランを作って終わりではありません。
- 利用者・家族との面談(アセスメント・意向確認・モニタリング)
- 医師・看護師・リハビリ職・薬剤師など多職種との連携
- 介護サービス事業所との調整・依頼
- ケアプラン再作成・更新・モニタリング記録
- 給付管理業務(請求関係)
- 行政・地域包括との連絡
特に医療連携は、私自身も未経験のころに一番戸惑った業務です。
医師や看護師との連携には、それぞれの専門性に合わせた書類や言葉選びが必要で、最初は何をどう伝えていいか分からなくなる場面が何度もありました。
書類管理も思った以上に複雑です。私は新人のころ、重要な書類が他の書類に紛れて、他事業所からの情報共有を見落としてしまい、連携ミスにつながったことがあります。



事業所の他のケアマネジャーに支えてもらいながら、なんとかリカバリーした経験です。
介護職とは違う責任の重さに戸惑いやすい
介護現場では、目の前の利用者を直接ケアするのが主な仕事でした。
ケアマネジャーになると、利用者の生活全体を見渡し、利用者の困り事に応じ必要なサービスを判断し、家族の意向や医療職の意見を調整しながら、最終的にケアプランという形でまとめる責任を負います。
正直に言うと、利用者や家族から心ない一言が飛んでくることも、稀にあります。
私自身、「ケアマネジャーなんてなんの役にも立たない」と言われた場面が、はっきりと記憶に残っています。
ただ、誤解しないでほしいのは、こうした言葉をすべての利用者や家族から言われるわけではない、ということです。多くの利用者や家族は、ケアマネジャーに感謝してくれます。
ただ、ごく一部の場面で、制度への不満や不安がケアマネジャーに向くことがあります。
制度の理解が十分でない方からの言葉に揺れてしまう気持ちは、よく分かります。ただ、ケアマネジャーは法律と制度に基づいて利用者を支える専門職です。



心無い一言にも、毅然とした態度で接することも必要なのは事実です。
それでもケアマネジャーに挑戦する価値はある
たしかに、ケアマネジャーの仕事は楽ではありません。
家族対応、多職種連携、書類管理、制度理解など、介護職とは違う難しさがあります。
それでも私は、未経験からケアマネジャーに踏み出してよかったと感じています。
理由は、介護現場とは違う形で、利用者の生活を支えられるからです。
- 日勤帯で働けることが多い(夜勤がない)
- 自分の業務時間を、自分でコントロールしやすい
- 介護現場とは違う「制度の専門職」としてのキャリアが積める
- 主任ケアマネジャー、独立など長期キャリアの選択肢がある
「辞めとけ」という声があるのは事実です。でも、その声だけで諦める必要はありません。
大切なのは、ケアマネジャーの大変さを知ったうえで、自分がどんな働き方をしたいのかを考えることです。
未経験で挑戦するなら、勢いだけで求人を選ぶのではなく、教育体制や相談できる環境がある職場を選ぶことが、後悔を減らす第一歩になります。
未経験ケアマネジャーが「転職できない」と感じる本当の理由



未経験OKの求人を探しているのに、なぜか転職活動が進まない
そう感じている方は、少なくありません。これはあなたの力不足とは限りません。実は構造的な理由があります。
元エージェント時代に内側から見てきた経験も踏まえて、未経験ケアマネジャーが「転職できない」と感じる本当の理由を、3つに分けて正直に書きます。
「未経験OK」でも実務経験者を優先する求人がある
求人票に「未経験OK」「未経験歓迎」と書かれていても、面接で「実務経験はありますか?」と最初に聞かれることがあります。
これは矛盾ではなく、事業所側にも事情があります。
ケアマネジャー1人を育てるには、相応の指導期間が必要です。
指導できる先輩ケアマネジャーが事業所に何人いるかによって、未経験者を受け入れる余裕は変わります。
求人票では「未経験OK」と書いていても、本音では「できれば実務経験者がほしい」と考えている事業所もあります。
また、未経験者の中でも、介護現場で主任・リーダー経験がある方、家族対応や記録業務に慣れている方は、比較的評価されやすい傾向があります。
事業所にケアマネジャーが少なく、教育に手が回らない
事業所にケアマネジャーが1人しかいない、いわゆる「1人ケアマネ」の事業所もあります。
1人ケアマネの事業所がすべて悪いわけではありません。
ただ、未経験者の場合、相談できる相手が近くにいない環境では、判断に迷ったときに孤立しやすくなります。
前述の早見表で「ケアマネジャーが複数名在籍」を1つの判断軸にしたのは、この理由です。
介護転職サイトではヘルパー求人を優先提案されやすい



介護転職サイトに登録したのに、ケアマネ求人以外が届く
これは多くのケアマネジャー転職希望者が、同じことを感じています。
介護転職サイトに登録したのに、ケアマネジャー求人ではなく、ヘルパー求人や施設求人ばかり届くことがあります。これは、介護職求人の方が数が多く、担当者によってはケアマネジャー転職に詳しくない場合があるためです。
この点は、後の章で詳しく解説します。
ただし、ここで気をつけてほしいのは、ケアマネジャーを希望しているのに他の求人ばかり届く場合、そのエージェントは「ケアマネジャー転職に必ずしも詳しくない」可能性がある、ということです。
ケアマネジャー求人に強い専門サービスについては、後述で詳しく解説します。
未経験ケアマネジャー転職で大切なのは、「未経験OK」と書かれている求人を見つけることだけではありません。
- その職場が、本当に未経験者を育てられる環境なのか。
- ケアマネジャーとして働く時間を確保できるのか。
- 希望と違う求人に流されていないか。
ここを見落とすと、転職後に後悔しやすくなります。
次の章では、未経験ケアマネジャーが実際にハマりやすい転職失敗パターンを整理します。
未経験ケアマネジャーが後悔しやすい転職失敗5パターン
「未経験で踏み出して、後悔した」という方には、共通するパターンがあります。
元エージェント時代に2,000件以上の相談を受けてきた経験と、私自身が未経験で踏み出したときに気をつけたことを合わせて、未経験ケアマネジャーがハマりやすい失敗パターンを5つに整理しました。
ここで挙げる5つは、いずれも「未経験OK」と書かれた求人を選んで、踏み出した後で「こんなはずではなかった」となるケースです。
この失敗を避けるには、「最初の担当件数」「引き継ぎの流れ」「介護兼務の範囲」を面接で確認しておくことが大切です。具体的な聞き方は、後ほどまとめて紹介します。
事前に知っておけば、求人選びの段階で避けられるものばかりです。
給料だけ見て転職し、年収が下がって後悔する
これは、未経験ケアマネジャー転職で多い後悔の一つです。
介護現場で夜勤手当を受け取っていた方が、ケアマネジャーに転職して夜勤がなくなると、額面の年収は下がるケースが多いのが現実です。
「資格を取ったのだから年収は上がるはず」と思い込んで転職すると、実際の手取りを見て驚くことになります。
特に、有料老人ホームや特養で夜勤ありの介護職をされていた方は、基本給に夜勤手当が上乗せされていた分、ケアマネジャーに転職して夜勤がなくなると、月収ベースで下がりやすい傾向にあります。
ただし、給与は「上がる/下がる」だけで判断できるものではありません。
夜勤がなくなる分、身体的負担・生活リズムの安定・長期的なキャリア視点を含めて考える必要があります。
詳しくは後述で解説しますが、ここではまず「年収が下がる可能性がある」という前提を、転職前に必ず確認してください。
介護職との兼務が多く、ケアマネ業務を覚えられない
施設ケアマネジャーや小規模事業所では、ケアマネジャー業務と介護現場業務を兼務するケースがあります。
兼務がすべて悪いわけではありません。
利用者の状態を現場で直接見られることや、介護職との連携が取りやすいことは、施設ケアマネジャーの強みでもあります。
ただし、未経験のうちに兼務が多すぎる職場に入ると、ケアマネジャー業務に集中する時間が取れません。
ケアプラン作成、担当者会議、モニタリング、家族対応、記録、給付管理などを覚える前に、現場業務で手いっぱいになってしまうことがあります。
元エージェント時代に相談を受けた方の中には、施設ケアマネジャーとして転職したものの、宿直や介護現場との兼務が多く、疲弊して退職に至ったケースもありました。
- 「ケアマネジャー業務を覚えたい」
- 「ケアマネジャーとして経験を積みたい」
そう考えているなら、兼務の有無だけでなく、範囲・頻度・時間まで確認してください。
求人票の「兼務あり」だけで判断せず、実際の働き方まで確認することが大切です。
引き継ぎが不十分で、担当利用者を抱えて孤立する
未経験で入職した直後に、前任者の担当をそのまま引き継ぐケースがあります。
- 前任者がすでに退職していて、十分な引き継ぎ書類もない。
- 利用者の状態や家族の事情をよく知らないまま、いきなり20〜30名の担当を持つ。
これは、未経験者にとってかなり厳しい状況です。
特に居宅介護支援では、担当する利用者一人ひとりに、生い立ち・病歴・家族関係・生活背景・サービス利用歴があります。
引き継ぎが不十分なまま担当を持つと、最初の数ヶ月は「自分が誰を担当しているのかを把握する」だけで精一杯になります。



私の場合は、試用期間中に10件、翌月に18件、翌々月に25件と、段階的に担当を増やしてもらえる事業所でした。
これは未経験ケアマネジャーにとって、本当に助かる仕組みでした。
最初から担当件数を一気に持たされるのか。段階的に増やしてもらえるのか。
この違いは、未経験者の負担に大きく影響します。
メンターがいなくて、誰にも相談できない
ケアマネジャー業務は、知識と判断を求められる仕事です。
多職種から意見を求められることもありますし、家族から相談を受けることもあります。
その責任と不安を、未経験のうちから一人で抱え込むのは、かなりきついです。
元エージェント時代に相談を受けた方の中には、未経験で居宅介護支援事業所に入ったものの、近くに相談できる先輩がいなくて、精神的に追い込まれてしまったケースもありました。
- 研修制度
- OJT
- 同行訪問、先輩のマンツーマン指導
こうしたサポート体制があるかどうかは、未経験者の不安に直結します。
前述の早見表で「教育体制」「ケアマネジャー人数」を確認項目に挙げた理由は、ここにあります。
未経験で踏み出すなら、「一人で背負わない環境」を選ぶことが、続けるための大きな鍵です。
「困ったら聞いてください」だけではなく、誰が・いつ・どの業務を見てくれるのかまで確認できると安心です。
未経験なのに即戦力扱いされる
「未経験OK」と書かれた求人で入職したのに、初日から即戦力のように扱われるケースもあります。
これは、事業所側の人手不足が背景にあることが多いです。
求人を出した時点では「未経験者にも教える時間がある」と考えていても、入職前後に既存のケアマネジャーが退職してしまい、結果的に十分な指導を受けられないこともあります。
未経験者にとってつらいのは、自分の準備不足ではないのに、「できない自分が悪いのでは」と感じてしまうことです。
ここまでの5パターンに共通するのは、「求人票だけでは見えない事情」が入職後に表面化することです。
だからこそ、前述の早見表で挙げた「教育体制」「ケアマネジャー人数」「介護兼務の有無」を、応募前や面接でしっかり確認することが大切です。
次の章では、未経験ケアマネジャーが最初に悩みやすい「居宅ケアマネジャーと施設ケアマネジャー、どちらを選ぶか」を解説します。
居宅ケアマネジャーと施設ケアマネジャー、未経験ならどっちがいい?
未経験でケアマネジャー転職を考えるとき、最初に悩むのが「居宅か施設か」です。両者は、業務の進め方も、求められる動き方も、職場環境も大きく違います。
どちらが正解というより、自分の働き方や、どんなケアマネジャー像を目指したいかで合う方が変わります。
私自身は、居宅ケアマネジャーから始めました。
その経験も踏まえて、居宅ケアマネジャーと施設ケアマネジャーの特徴、そして未経験ならどちらを選びやすいかを整理します。
| 比較項目 | 居宅ケアマネジャー | 施設ケアマネジャー |
|---|---|---|
| 主な支援対象 | 自宅で生活する利用者 | 施設に入居している利用者 |
| 連携先 | 外部サービス事業所・医療職・地域包括など | 施設内の介護職・看護師・相談員など |
| 未経験者の安心材料 | 複数名体制なら先輩に相談しやすい | 施設内で利用者の状態を把握しやすい |
| 注意点 | 訪問・調整・書類業務が多い | 介護兼務の有無を確認する |
| 求人を見るポイント | ケアマネ複数名在籍か | 専従か兼務か |
居宅ケアマネジャーに向いている人
居宅ケアマネジャーは、利用者の自宅を訪問してケアプランを作り、外部の介護サービス事業所と連携しながら、在宅生活を支える仕事です。
向いているのは、次のような方です。
- 自宅での生活を続けたい利用者とじっくり関わりたい
- 多職種・多事業所との連携を学びたい
- ケアマネジャーとしての知識や経験を着実に積み上げたい
- 相談できる先輩がいる環境で育ちたい
未経験からケアマネジャー業務を覚えるなら、居宅ケアマネジャーは学びやすい環境を選びやすいと感じています。
理由は、複数名のケアマネジャーが在籍している事業所を選べば、先輩に相談しながら業務を覚えやすいからです。
もちろん、居宅介護支援事業所にも1人ケアマネの職場はあります。



そのため「居宅ならどこでも安心」というわけではありません。
ただ、複数名体制の居宅介護支援事業所であれば、書類作成、面談対応、サービス担当者会議、給付管理などを、先輩に確認しながら学べる可能性があります。
私自身も居宅ケアマネジャーから始めましたが、先輩がマンツーマンで書類作成や面談対応を教えてくれる職場でした。
これは未経験者にとって、本当に大きな支えになりました。
施設ケアマネジャーに向いている人
施設ケアマネジャーは、介護施設に入居している利用者のケアプランを、施設内のサービスを中心に作る仕事です。
向いているのは、次のような方です。
- 利用者を毎日身近で見ながら関わりたい
- 施設内の介護スタッフ・看護師・相談員と密に連携したい
- 介護現場の感覚を保ちながら働きたい
- 訪問業務よりも、施設内で完結する働き方を望む
施設ケアマネジャーの強みは、利用者の状態を日々把握しやすいことです。
同じ施設内に介護職、看護師、相談員などがいるため、利用者の変化を共有しやすく、ケアプランの修正にもつなげやすい働き方です。
また、訪問先へ移動する負担が少なく、施設内で業務が完結しやすい点も、人によってはメリットになります。
一方で、未経験者が施設ケアマネジャーを選ぶ場合は、介護兼務の有無を必ず確認した方がいいです。
未経験者が注意したい「介護兼務」のリスク
施設ケアマネジャーは、現場の介護職と兼務するケースがあります。
これは、施設側に「ケアマネジャー専従の人員を置きにくい」「介護現場の人手も足りない」といった事情があるためです。
兼務がすべて悪いわけではありません。
利用者の生活を近くで見られることや、介護職との距離が近いことは、施設ケアマネジャーならではの強みです。
ただし、未経験のうちに現場介護との兼務が多い職場に入ると、ケアマネジャー業務に集中する時間が取れず、知識や経験を積みにくくなることがあります。
元エージェント時代に相談を受けた方の中には、
「施設ケアマネジャーをしているけれど、ケアプランより現場介護の時間の方が長い」
「ケアマネジャーとしてもっと経験を積みたいので、居宅に転職したい」
という方もいました。
施設ケアマネジャーを選ぶなら、求人票や面接で次の点を確認しておくと安心です。
- ケアマネジャー専従か、介護職との兼務があるか
- 兼務がある場合、週にどのくらい現場業務に入るか
- ケアプラン作成や担当者会議の時間が確保されているか
- 施設内に他のケアマネジャーや相談できる職種がいるか
未経験から「ケアマネジャーとしての知識と経験をしっかり積みたい」と考えている場合は、複数名体制の居宅ケアマネジャーから始める方が、学びやすい環境を選びやすいです。
一方で、施設内で利用者を近くで見ながら支援したい方や、訪問よりも施設内で完結する働き方を望む方は、施設ケアマネジャーも選択肢になります。
その場合は、「ケアマネジャー業務にどれだけ専念できるか」を必ず確認してください。
どちらの働き方であっても、ケアマネジャーがすべての責任を一人で背負う必要はありません。
多職種と協力し、各専門職の意見や助言を参考にしながら、チームで利用者を支える仕事です。
未経験で転職するなら、「居宅か施設か」だけで決めるのではなく、自分が安心して学べる体制があるかを基準に選ぶことが大切です。
未経験ケアマネジャーが求人で見るべき3つの基準
前述の早見表で挙げた「教育体制」「ケアマネジャー人数」「介護兼務の有無」を、ここで具体的に深掘りします。
求人票や面接で、それぞれを「どう確認するか」「どんな答えが安心材料になるか」を整理しました。
ケアマネジャーが複数名在籍しているか
まず確認したいのは、事業所にケアマネジャーが何人在籍しているかです。1人ケアマネジャーの事業所がすべて悪いわけではありません。
ただし、未経験者の場合、業務で迷ったときに相談できる相手が近くにいない環境では、孤立しやすくなります。
- 複数名のケアマネジャーが在籍している
- 主任ケアマネジャーが在籍している
- 入職後に相談できる担当者や先輩が明確になっている
できれば3名以上のケアマネジャーが在籍していると、未経験者にとっては安心材料になります。
ただし、人数だけで判断するのではなく、「誰に相談できるか」「誰が確認してくれるか」まで確認することが大切です。
- 現在、事業所にケアマネジャーは何名在籍されていますか?
- 主任ケアマネジャーはいらっしゃいますか?
- 未経験で入職した場合、主にどなたに相談しながら業務を覚えていく形になりますか?
「直近で退職予定の方はいますか?」と直接聞くよりも、入職後の相談体制を確認する聞き方の方が、前向きな印象になります。
メンター・同行・研修制度があるか
次に確認したいのは、入職後の教育体制です。
求人票に「研修制度あり」と書かれていても、内容は職場によって大きく違います。
- OJTがあるか
- 同行訪問があるか
- ケアプランの確認体制があるか
- 外部研修や勉強会への参加機会があるか
- 担当者会議への同席機会があるか
私の場合は、OJTと座学の両方があり、先輩がマンツーマンで書類作成や面談対応を教えてくれる職場でした。
メンター制度という名前ではありませんでしたが、先輩が「確認させてね」と都度フォローしてくれる文化があったので、未経験でも踏み出せました。
未経験者にとって大事なのは、制度名よりも実際に誰が・どの業務を・どこまで見てくれるかです。
面接では、次のように聞くと教育体制の具体性が見えてきます。
- 入職後、最初の1ヶ月はどのような流れで業務を覚えていきますか?
- ケアプラン作成後、先輩や主任の方に確認していただける機会はありますか?
- 最初のうちは、訪問や担当者会議に同席させていただけますか?
ここまで具体的に答えてもらえる職場は、未経験者を受け入れるイメージを持っている可能性が高いです。
介護兼務の範囲が明確か
3つ目は、介護現場業務との兼務範囲です。
求人票に「兼務あり」「兼務なし」と書かれていることはありますが、それだけでは実態が見えません。
- 兼務の有無
- 兼務がある場合、週に何時間・何回ほど入るか
- 担当する業務の内容
- ケアマネジャー業務に集中できる時間が確保されているか
未経験で「ケアマネジャー業務を覚えたい」と考えているなら、ケアマネジャー業務に集中できる時間があるかは必ず確認したいポイントです。
ただし、面接で「介護兼務はありますか?」とだけ聞くと、少し避けたい印象が出ることもあります。
そのため、次のように聞くと自然です。
- ケアマネジャー業務以外に、現場と連携する業務があれば教えていただけますか?
- 1日の業務の中で、ケアマネジャー業務と現場業務の割合はどのくらいでしょうか?
- 施設内での会議、送迎、宿直、介護業務など、担当する可能性がある業務はありますか?
「できるだけケアマネジャー業務を早く覚えたいので、最初の働き方を確認したいです」と添えると、前向きに確認しやすくなります。
面接で必ず聞きたい質問例
ここまでの3基準を確認するために、面接で聞くと役立つ質問を一覧にまとめました。
ただし、面接では相手を疑うように聞く必要はありません。
「入職後に早く業務を覚えたいので、最初の流れを確認したい」
「自分がどのように成長していけるかを知りたい」
という姿勢で聞くと、前向きな印象を保ちながら、必要な情報を確認できます。
求人票だけでは、職場の本当の教育体制や働き方までは分かりません。



だからこそ、面接では「疑うため」ではなく、「入職後に前向きに働くため」に確認しておきましょう。
次の章では、「介護転職サイトに登録したのに、ケアマネジャー求人よりヘルパー求人ばかり届く」理由を、元エージェントの視点から解説します。
ケアマネジャー求人が少ない?介護転職サイトでヘルパー求人ばかり届く理由



「ケアマネジャー求人を探しているのに、エージェントからはヘルパー求人や施設求人ばかり届く」
そう感じている方は、少なくありません。
これは、あなたの希望の伝え方が悪いというより、介護転職エージェント側の求人構造や担当者の得意分野が影響している場合があります。
元エージェント時代に内側から見ていた立場で、正直に答えます。
介護職求人の方が数が多く、提案されやすい
介護転職サイトに登録すると、エージェント側は求職者の希望条件に合う求人を探します。
ただし、ここで知っておきたいのが、介護業界の求人数の偏りです。
ヘルパー、介護福祉士、施設介護職などの求人は、ケアマネジャー求人よりも数が多い傾向があります。
これは、介護現場が慢性的な人手不足であり、施設や事業所から「介護職を紹介してほしい」という依頼が多いからです。



エージェント側から見ると、紹介できる求人の母数は、ケアマネジャー求人より介護職求人の方が多くなりやすいです。
その結果、ケアマネジャー資格を持っている方にも、ケアマネジャー求人より先に介護職求人が提案されることがあります。
特に、登録時に「年収を上げたい」「近場で探したい」「早く転職したい」と伝えている場合、条件に合いやすい介護職求人が優先されることもあります。
担当者がケアマネジャー転職に詳しくない場合がある
もうひとつの理由は、担当エージェントの専門性です。
介護転職サイトの多くは、介護職全般を幅広く扱う総合型のサービスです。
そういったサービスでは、担当エージェント1人が、ヘルパー、介護福祉士、サービス提供責任者、生活相談員、ケアマネジャーまで、幅広い職種を担当することがあります。
もちろん、総合型サービスが悪いわけではありません。
介護職からケアマネジャー以外の選択肢も含めて比較したい方には、幅広く求人を見られるメリットがあります。
ただ、ケアマネジャー転職では、次のような専門的な視点が必要です。
- 居宅ケアマネジャーと施設ケアマネジャーの違い
- 未経験者を受け入れられる教育体制があるか
- 介護兼務の有無と範囲
- 担当件数や引き継ぎの流れ
- 給付管理や介護報酬改定の影響
担当者がこのあたりに詳しくない場合、「ケアマネジャー希望」と伝えていても、年収や通勤距離だけを見て、介護職求人を提案されることがあります。
「ケアマネジャーで働きたい」と伝えていたはずなのに、気づけばヘルパー求人ばかり届いている。
そんなときは、担当者がケアマネジャー転職に詳しくない可能性もあります。
その場合は、希望条件をもう一度具体的に伝えるか、ケアマネジャー求人に強いサービスを併用するのが現実的です。
なお、居宅介護支援の処遇改善加算については、年収の章で詳しく解説します。
出典:厚生労働省-令和8年度介護報酬改定について–
ただし、実際にどの程度給与へ反映されるかは、事業所の算定状況や賃金配分によって変わります。
この点は次の章で解説します。
未経験ケアマネジャーは「教育体制あり」の求人を探す必要がある
未経験ケアマネジャーがエージェントを使うとき、もうひとつ気をつけたいことがあります。
それは、「未経験OK」の求人を、ケアマネジャー向けに正しく絞り込む必要があるという点です。
介護業界には、「未経験OK」と書かれた求人が多くあります。
しかし、その中には介護職としての未経験OK求人も含まれます。
未経験ケアマネジャーが探すべきなのは、単なる「未経験OK」ではありません。
「ケアマネジャー業務が未経験でも応募できる求人」であり、さらに「入職後に教育体制がある求人」です。
ここを分けて考えないと、ケアマネジャーとして経験を積みたいのに、介護職寄りの求人や、教育体制が見えない求人が届きやすくなります。
エージェントとの最初の面談では、次のように具体的に伝えてください。
- ケアマネジャー求人を第一希望にしていること
- ケアマネジャー業務は未経験であること
- 未経験者向けの教育体制がある職場を探していること
- ケアマネジャーが複数名在籍している職場を希望していること
- 介護兼務がある場合は、範囲を事前に確認したいこと
たとえば、次のように伝えるとズレを減らせます。
「今回はケアマネジャー転職を第一希望にしています。ケアマネジャー業務は未経験なので、教育体制があり、先輩ケアマネジャーに相談できる職場を中心に紹介してほしいです。介護兼務がある場合は、事前に範囲も確認したいです」
ここまで伝えてもヘルパー求人ばかり届く場合は、サービスの使い分けを考えてもいいでしょう。
\未経験ケアマネジャー求人に強い担当者と話してみる/
/ケアマネジャー専門の担当者が対応します\
ケアマネジャー転職に強い専門サービスについては、後述で詳しく書きます。
年収が下がるのが怖い人へ|ケアマネジャー転職は短期収入と長期キャリアで考える
未経験でケアマネジャー転職を考えるとき、気になるのが「年収」です。
「資格を取ったのだから年収は上がるはず」と期待する方もいれば、「夜勤がなくなる分、下がるのでは」と不安になる方もいると思います。
正直に書きます。
ケアマネジャー転職で年収が上がる人もいれば、下がる人もいます。
大切なのは、短期的な年収だけで判断しないことです。
現在の働き方、夜勤手当の有無、転職後の生活リズム、長期的なキャリアまで含めて考えることが、未経験者の後悔回避につながります。
夜勤なしになると年収が下がるケースはある
ケアマネジャーは、日勤帯で働くことが多い職種です。
そのため、これまで夜勤手当を受け取っていた介護職の方が転職すると、夜勤手当がなくなる分、額面の年収が下がるケースがあります。
夜勤手当の額は、施設や地域によって異なります。
ただ、月の夜勤回数や夜勤手当の単価によっては、月収ベースで数万円の差が出ることもあります。



「夜勤がなくなって年収が下がるのは怖い」
その気持ちは、正直よく分かります。
ただし、年収の数字だけで判断するのは早いです。
夜勤がなくなることで、身体的な負担が減る、生活リズムが整う、家族との時間を確保しやすくなるなど、数字には出にくいメリットもあります。



まずは、現在の年収を「夜勤手当込み」で把握し、応募するケアマネジャー求人の想定年収と比較しておきましょう。
私の場合は夜勤なし訪問介護からの転職で年収が上がった
私自身の経験を、正直にお伝えします。
私は夜勤のない訪問介護からケアマネジャー業務に転職したため、年収は上がりました。
8時間勤務で定時に上がれる働き方になり、手取りは27万円ほどでした。
ただし、これは私が「夜勤なしの訪問介護から転職したケース」だからです。
夜勤ありの介護職からケアマネジャーに転職する場合、必ずしも同じ結果にはなりません。
ここは混同しないでください。
ケアマネジャー転職で年収が上がるか下がるかは、転職前の働き方によって変わります。
- 夜勤ありの介護職からの転職
→ 夜勤手当がなくなり、年収が下がる可能性がある
- 夜勤なしの訪問介護・デイサービスからの転職
→ 基本給や資格手当によって、年収が上がる可能性がある
- パート・派遣から正社員への転職
→ 雇用形態が変わることで、年収が上がる可能性がある
転職を考えるなら、現在の年収と応募先の想定年収を必ず比較してください。
このとき、基本給だけでなく、資格手当、職務手当、固定残業代、賞与、処遇改善関連の手当まで含めて確認しましょう。
2026年6月以降は居宅介護支援の処遇改善加算も確認したい
これまで、居宅介護支援事業所のケアマネジャーは、介護職員等処遇改善加算の対象外でした。
しかし、令和8年度介護報酬改定により、2026年6月から居宅介護支援・介護予防支援にも介護職員等処遇改善加算が新設される予定です。加算率は2.1%と整理されています。
これは、ケアマネジャーの処遇改善を考えるうえで大きな変更です。ただし、ここで注意してほしいことがあります。
処遇改善加算が新設されるからといって、すべてのケアマネジャーの給与が一律に上がるわけではありません。
実際にどの程度給与へ反映されるかは、事業所が加算を算定するか、どのように賃金改善へ配分するかによって変わります。
また、報道や解説記事で見かける「月額1.9万円程度」という数字は、介護従事者全般の処遇改善や上乗せ措置を含む文脈で語られることがあります。居宅ケアマネジャー全員に、そのまま月1.9万円が上乗せされると考えるのは避けた方が安全です。
出典:厚生労働省-令和8年度介護報酬改定について–
未経験で転職する場合は、面接で次のように確認しておくとよいです。
「2026年6月からの処遇改善加算について、取得予定や給与への反映方法は決まっていますか?」
この聞き方なら、制度への対応状況を自然に確認できます。
ただし身体負担・生活リズム・将来性も含めて考える
年収の話に戻りますが、ケアマネジャー転職は短期的な額面だけで判断するべきではありません。
夜勤がなくなることで、次のような変化があります。
- 身体的な負担が減る
- 生活リズムが整いやすい
- 家族との時間を確保しやすい
- 慢性的な睡眠不足から解放される
- 仕事後の予定を立てやすい
これらは数字に表れにくいですが、長く働き続けるためには重要な要素です。
特に、家族との時間や自分自身の健康を大切にしたい方にとって、夜勤なしの働き方は大きな価値があります。
私自身、ケアマネジャー業務を続けられている理由のひとつが、日勤帯で働けて、仕事後の時間を自分でコントロールしやすいことです。
「年収が少し下がるかもしれない」と不安になる気持ちは分かります。
ただ、働き方が変わることで、体調や生活の安定を取り戻せるなら、それも大切なリターンです。
3年後・5年後は主任ケアマネジャーや独立も選択肢になる
未経験からケアマネジャーに踏み出した先には、長期的なキャリアの選択肢もあります。
ケアマネジャーは経験を積むことで、次のようなキャリアパスが見えてきます。
- 主任ケアマネジャー
- 居宅介護支援事業所の管理者
- 自分のケアマネジャー事務所を開業
- 地域包括支援センターの相談員
- ケアマネジャー研修の講師や執筆活動
もちろん、すぐにすべてを目指す必要はありません。
最初の数年は、利用者対応、家族対応、多職種連携、給付管理、ケアプラン作成を一つずつ覚えていく期間です。
その経験が積み上がることで、主任ケアマネジャーや管理者、独立といった選択肢が見えてきます。
「自分のケアマネジャー事務所を開業したい」という長期目標を持っている方も、未経験スタートからの数年を経験を積む期間と考えると、踏み出しやすくなります。
短期的な年収だけではなく、3年後・5年後・10年後に自分がどんな働き方をしていたいかを想像してみてください。
未経験で一時的に年収が下がったとしても、長期的に積みたいキャリアがあるなら、ケアマネジャー転職には十分に挑戦する価値があります。
次の章では、未経験ケアマネジャーが転職で使いたい「ケアマネジャー求人に強い専門サービス」について、私が実際に登録した体験をもとに正直に書きます。
未経験ケアマネジャー転職で使いたい求人サービスの選び方
ここまで読んできたあなたが、次に気になるのは「具体的にどの転職サービスを使えばいいか」だと思います。
ただ、最初に伝えておきたいのは、いきなり登録をすすめたいわけではない、ということです。
未経験ケアマネジャー転職で大切なのは、転職サービスの名前だけで選ぶことではありません。
見るべきポイントは、次の3つです。
- ケアマネジャー求人を扱っているか
- 未経験者向けの求人を確認してもらえるか
- 教育体制や介護兼務の範囲まで相談できるか
過去に介護転職サイトを使って、「希望と違う求人ばかり届いた」「合う求人が見つからなかった」と感じた方もいるかもしれません。
その場合、「また転職サービスを使っても同じでは?」と不安になりますよね。
ただ、元エージェントとして見てきた立場から言うと、どのサービスを使うか、どの職種に強い担当者に相談するかで、提案される求人の質が変わることがあります。



実は、ケアマネージャーの転職サポートは、介護専門や、看護専門の転職エージェントがおまけでおこなっている事が多く、専門性が高くないです。
ここでは、私が実際に登録して話を聞いた2社を、押し売りではなく体験ベースで正直に書きます。
ケアマネジャー求人に強い専門サービスを選ぶ
ケアマネジャー求人に強いサービスを選ぶときは、次の3点を見てください。
- ケアマネジャー求人を中心に扱っている
- 居宅と施設の違いや、介護兼務の有無まで相談できる
- 未経験者でも応募できる求人を確認してもらえる
特に未経験の場合は、「求人があるか」だけでなく、「入職後に育ててもらえる環境か」まで確認することが重要です。
ここから、私が実際に登録した2つのサービスを紹介します。
ケア求人PECORI|担当者と1対1で相談しやすい専門サービス
PECORI基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社PECORI |
| 創業 | 2016年8月 |
| 有料職業紹介許可番号 | 13-ユ-308091 |
| サービス種別 | ケアマネジャー・相談員向け転職支援サービス |
| 対応職種 | ケアマネジャー(研修修了見込み者含む)、相談員など |
| 料金 | 求職者は無料 |
| 連絡方法 | 初回は電話。以降はLINE |
ケア求人PECORIは、株式会社PECORIが運営するケアマネジャー向けの転職支援サービスです。
公式サイトでも、ケアマネージャーに特化した転職エージェントと説明されています。
出典:PECORI-公式サイト-
私の登録体験を、正直に書きます。
登録フォームの入力は、約1分で完了しました。
公式では短時間で登録できることが案内されていますが、実際に入力すると1分ほど見ておくと安心です。
登録後、私の場合は約5分後に担当エージェントから直接電話がありました。
総合窓口を経由せず、最初から担当者と話せたので、スピード感がありました。
担当者は丁寧で、営業感や威圧感はありませんでした。
向いている人
ケア求人PECORIは、次のような方に向いています。
- 担当者と1対1で密に相談したい方
- 短時間で要点を整理したい方
- 電話だけでなくLINEでやり取りしたい方
- 試験合格直後や研修中でも相談したい方
\未経験ケアマネジャー求人に強い担当者と話してみる/
/担当者とLINE連絡だから忙しくてもOK\
ケア人材バンク|ケアマネジャー求人に特化した大手サービス
ケア人材バンクは、株式会社エス・エム・エスが運営する、ケアマネジャー専門の無料転職支援サービスです。
エス・エム・エスは、介護・医療・ヘルスケア領域で複数の人材サービスを展開している会社です。同社の企業情報でも、ケア人材バンクはケアマネジャー向けの人材紹介事業として説明されています。
私もケア人材バンクに登録した経験があります。正直に体験を書きます。
登録後、私の場合は初回連絡まで約5分でした。
スピード感はPECORIと同程度でした。
ただし、初回連絡は最初から専門担当者というより、まず総合窓口のような形でヒアリングが始まりました。
向いている人
ケア人材バンクは、次のような方に向いています。
- 大手運営の安心感を重視したい方
- ケアマネジャー求人を複数比較したい方
- じっくり時間をかけて相談したい方
- 全国規模のサービスで探したい方
ケア人材バンクは、最初から一人の担当者と深く話し込むというより、必要事項を丁寧に整理しながら求人提案につなげていく印象でした。複数求人を比較したい方には、この進め方の方が合う場合もあります。
\ケアマネジャー求人に強い担当者と話してみる/
/上場企業エス・エム・エスが運営・全国対応\
電話面談では「未経験」「教育体制」「介護兼務の範囲」を必ず伝える
ケアマネジャー専門サービスを使う場合でも、希望条件は最初に明確に伝えてください。
たとえば、次のように伝えるとズレを減らせます。
「今回はケアマネジャー転職を第一希望にしています。ケアマネジャー業務は未経験なので、教育体制があり、先輩ケアマネジャーに相談できる職場を中心に紹介してほしいです。介護兼務がある場合は、事前に範囲も確認したいです」
特に未経験ケアマネジャーの場合は、次の5点を最初に伝えると、担当者も求人を選びやすくなります。
- ケアマネジャー業務は未経験であること
- 教育体制が整った職場を希望していること
- ケアマネジャーが複数名在籍する事業所を希望していること
- 介護兼務がある場合は、範囲を事前に確認したいこと
- 2026年6月以降の処遇改善加算への対応状況も確認したいこと
ここまで伝えることで、単なる「未経験OK求人」ではなく、未経験者が働き始めやすいケアマネジャー求人に絞り込みやすくなります。
複数登録するなら2社までが現実的
転職サービスを使うとき、よく「複数登録した方がいい」と言われます。
これは、サービスごとに保有する求人が違うため、複数のサービスを使うことで、より多くの選択肢を比較できるからです。
ただ、未経験で時間も限られている方が、3社も4社も登録するのは現実的ではありません。
連絡対応だけで疲れてしまい、本来の転職活動に集中できなくなります。
私の経験上、未経験ケアマネジャー転職で並行登録するなら、2社までが現実的です。
おすすめの組み合わせは、次の2社です。
- ケア求人PECORI
担当者と1対1で相談しやすい印象。 - ケア人材バンク
大手運営で求人を比較しやすい印象。
この2社は、どちらもケアマネジャー求人に強いサービスですが、性質が少し違います。
上手く使い分けると、未経験ケアマネジャー転職でも情報を集めやすくなります。
利用条件についての補足
最後に、利用条件について補足します。
サービスや求人によって、対象となる資格・雇用形態・年齢条件が異なる場合があります。
特に、正社員求人を中心に探したい方には使いやすい一方で、パート・派遣・契約社員での転職を希望する場合は、希望に合う求人があるか事前に確認してください。
未経験ケアマネジャー転職のよくある質問
ここまでの内容をふまえて、未経験ケアマネジャー転職でよく聞かれる質問に、まとめてお答えします。
Q1. 未経験でも居宅ケアマネジャーに転職できますか?
A1.転職できる可能性は十分にあります。
ただし、すべての居宅介護支援事業所が未経験者を受け入れているわけではありません。
求人票に「未経験OK」と書かれていても、実際の教育体制は事業所によって差があります。
応募前に、教育体制・ケアマネジャー人数・介護兼務の有無を必ず確認してください。
特に未経験の場合は、ケアマネジャーが複数名在籍しているか、入職後に誰へ相談できるかを確認しておくと安心です。
Q2. 施設ケアマネジャーと居宅ケアマネジャー、どちらが未経験向きですか?
A2.未経験からケアマネジャー業務を覚えるなら、複数名体制の居宅介護支援事業所は、学びやすい環境を選びやすいです。
先輩ケアマネジャーに相談しながら、訪問・ケアプラン作成・担当者会議・給付管理などを段階的に覚えやすいからです。
ただし、施設ケアマネジャーにも良さがあります。
施設内で利用者の状態を把握しやすく、介護職・看護師・相談員と連携しながら支援できるのは、施設ケアマネジャーの強みです。
未経験で施設ケアマネジャーを選ぶ場合は、「ケアマネジャー業務に専従できるか」「介護兼務の範囲が明確か」を必ず確認してください。
Q3. ケアマネジャー転職で給料は下がりますか?
A3.転職前の働き方によって変わります。
夜勤手当を受け取っていた介護職の方が、夜勤なしのケアマネジャーに転職する場合、額面の年収が下がるケースがあります。
一方で、夜勤なしの訪問介護やデイサービス、パート・派遣から正社員への転職では、年収が上がる可能性もあります。
転職を考える際は、現在の年収を夜勤手当込みで確認し、応募する求人の想定年収と比較してください。
基本給だけでなく、資格手当・職務手当・固定残業代・賞与・処遇改善関連の手当まで見ることが大切です。
Q4. 介護職と兼務の求人は避けた方がいいですか?
A4.兼務がすべて悪いわけではありません。
施設ケアマネジャーの場合、現場の利用者の様子を把握しやすいというメリットもあります。
ただし、未経験のうちに介護兼務が多い職場に入ると、ケアマネジャー業務に集中する時間が取れず、業務を覚えにくくなります。
「ケアマネジャーとして経験を積みたい」と考えているなら、兼務の範囲・頻度・時間を、面接で必ず具体的に確認してください。
Q5. ケアマネジャー求人はハローワークでも探せますか?
A5.ハローワークでもケアマネジャー求人は探せます。
地元密着の求人や、公的な求人情報を見たい方には、ハローワークも選択肢になります。
ただし、ハローワークの求人票だけでは、教育体制や介護兼務の範囲が分かりにくい場合があります。
応募前の問い合わせや面接で、入職後の教育体制・担当件数・介護兼務の有無を確認してください。
転職サービスと併用すると、より多くの選択肢を比較しやすくなります。
Q6. ケアマネジャー専門の転職サービスは使った方がいいですか?
A6.ケアマネジャー求人を中心に探したい方には、専門サービスの利用は選択肢になります。
一般的な介護転職サイトでは、ケアマネジャー求人より介護職求人が優先されることがあります。
ケアマネジャー専門サービスを使うことで、ケアマネジャー業務に詳しい担当者から、専門的なアドバイスを受けやすくなります。
ただし、サービスを使うかどうかは個人の判断です。
自分で求人サイトを見る、ハローワークを使う、専門サービスを使うなど、複数の方法を組み合わせるのが現実的です。
特に「ヘルパー求人ばかり届く」「未経験OKのケアマネ求人が見つからない」と感じている方は、ケアマネジャー求人に強いサービスを併用すると、求人の見落としを減らせます。
Q7.まだ転職するか決めていなくても、専門サービスに相談していいですか?
A7.相談だけでも問題ありません。
むしろ未経験ケアマネジャーの場合は、いきなり応募するよりも、自分の地域にどんな求人があるか、教育体制のある職場があるかを確認することから始めた方が安心です。
ただし、登録時には「まだ情報収集段階です」と正直に伝えてください。転職時期が未定でも、求人の傾向や必要な準備を知るだけで、判断材料になります。
まとめ|「教育体制のある職場」を選べば失敗を減らせる
未経験でケアマネジャーに転職することは、決して無理なことではありません。
私自身、未経験でケアマネジャー業務に踏み出した一人です。
元エージェント時代に相談を受けた方の中にも、未経験から転職して、ケアマネジャーとして働き続けている方は何人もいました。
ただし、踏み出した先で後悔しないためには、最初の職場選びが重要です。
求人票の「未経験OK」だけを信じて職場を決めると、給与ダウン、介護兼務、引き継ぎ不十分、メンター不在、即戦力扱いといった失敗パターンにハマりやすくなります。
反対に、
- 教育体制があるか
- ケアマネジャーが複数名在籍しているか
- 介護兼務の範囲が明確か
この3つを押さえて職場を選べば、未経験ケアマネジャー転職の失敗リスクは減らせます。
不安がゼロになってから動く必要はありません。
まずは「未経験でも育ててもらえる職場か」を確認することから始めてください。
今夜できる3つの行動
最後に、未経験ケアマネジャー転職を考えるあなたが、今夜できる3つの行動をお伝えします。
① 居宅か施設か、自分に合う働き方を整理する
まずは、居宅ケアマネジャーと施設ケアマネジャーのどちらが自分に合いそうかを整理しましょう。
利用者一人ひとり個別性・住環境と向き合いじっくり関わりたい。
在宅生活を支える知識を着実に積み上げたい。
利用者を毎日身近で見たい。
訪問による移動負担を軽減して、施設内で完結する働き方を望む。
どちらが正解かではありません。
自分がどんな働き方をしたいのかを整理することが、最初の一歩です。
② 求人票で「ケアマネジャー複数在籍・研修・介護兼務」を確認する
次に、応募候補の求人票を見ながら、次の3つを確認してください。
- ケアマネジャーが複数名在籍しているか
- 研修やOJT、同行訪問などの教育体制があるか
- 介護兼務の有無と範囲が明確か
求人票だけでは分からないことも多いです。
そのため、応募前の問い合わせや面接で、入職後の教育体制や担当件数、介護兼務の範囲を確認することが大切です。
③ ケアマネジャー求人に強いサービスで、未経験OK求人を比較する
一般的な介護転職サイトだけでは、ケアマネジャー求人が見つかりにくい場合があります。
特に、ケアマネジャー求人を希望しているのにヘルパー求人ばかり届く場合は、ケアマネジャー求人に強い専門サービスを併用するのも一つの方法です。
紹介したケア求人PECORIとケア人材バンクは、どちらも私が実際に登録し、担当者と話した体験をもとに紹介したサービスです。
押し売りではありません。
未経験でも応募できるケアマネジャー求人を比較したい方にとっては、選択肢のひとつになります。



「ケアマネジャーは辞めとけ」という声があるのは事実です。でも、その声だけで諦める必要はありません。
未経験から踏み出して、長く続けているケアマネジャーも現場にはいます。
私もその一人です。
まずは求人を見比べるだけでも構いません。
- 「未経験でも育ててもらえる職場があるのか」
- 「介護兼務なしで働ける求人があるのか」
- 「今の年収と比べて現実的なのか」
この3つを確認するだけでも、転職するかどうかの判断材料になります。
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