【もう振り回されない】介護転職エージェントの使い方|納得できる転職先を選ぶ方法

介護転職エージェントの使い方を解説するアイキャッチ画像。求人が自分に合っているか悩む介護職女性と、解説する男性のイラスト。

「また強く勧められたらどうしよう」

「紹介された求人、どこまで信じていいんだろう」

転職エージェントを使って本気で職場を変えたいと思っていても、担当者のペースで話が進むのは避けたいですよね。

介護転職エージェントは、2社を利用すれば十分です。

1社だけでは、紹介される求人や担当者の対応を比較できません。
一方で、3社以上になると、働きながら電話やLINEへ対応し、求人を管理する負担が増えます。

2社から求人提案を受け、紹介理由や求人票にない情報まで確認すれば、担当者に流されにくくなり、自分が納得できる転職先を選びやすくなります。

私は、介護職として複数の転職サービスを利用し、介護・福祉領域の転職エージェントとして求人を紹介する側にもいました。

ここでは、登録前の準備から初回電話で伝えること、紹介された求人を確認・比較して応募先を決めるまでを、実際に進む順番で整理します。

まずは、転職エージェントを利用するときの全体の流れを確認してください。

振り回されないために押さえたい4つのポイント
  • 転職エージェントは、比較と管理がしやすい2社で十分
  • 紹介された求人は、その場で応募を決める必要はない。
  • 2社から求人提案まで受けると、条件や担当者の対応を具体的に比べられる。
  • 最後は、集めた情報をもとに自分で転職先を選ぶ。

転職エージェントを使う手順

段階やること避けたいこと
登録前譲れない条件と介護経験を整理する希望を整理しないまま登録する
登録・初回電話2社を利用し、希望条件と連絡方法を伝える1社だけで決める/3社以上へ一度に登録する
求人紹介後その場で決めず、紹介理由や求人票にない情報を聞く勧められたまま応募を決める
比較最初の転職理由が解消される求人か確認する給与や休日だけで決める
応募・見送り応募する1社を決め、見送る理由を伝える同じ求人へ複数社から応募する
目次

介護転職エージェントは「転職先を決めてもらう」サービスではない

転職エージェントは、転職先を決めてもらうサービスではありません。

担当者から求人の紹介や法人との調整を受けながら、どこへ応募するかは自分で判断するサービスです。

転職サイトと転職エージェントの違い

項目転職サイト転職エージェント
求人の探し方自分で検索する担当者から紹介を受ける
応募先の選び方掲載情報を見て自分で判断する担当者へ質問しながら判断する
法人とのやり取り自分で行う担当者が間に入る
求人票にない情報自分では確認しにくい担当者を通して確認できることがある
費用求職者は無料。法人が掲載料などを支払う求職者は無料。採用が決まると法人が紹介手数料を支払うことが多い
  • 転職サイトは、法人が求人の掲載料などを支払い、求職者が自分で求人を探す仕組みです。
  • 一方、介護転職エージェントの多くは、紹介した人の採用が決まると、法人から紹介手数料を受け取ります。そのため、担当者側にも採用決定まで進めたい事情があります。

採用決定を目指して動く転職エージェントの仕組みを逆に活用して、求人探しや情報収集にはしっかり動いてもらいましょう。
その一方で、応募するかどうかの判断は担当者へ任せず、自分で行います。

転職熱意を伝えて、転職エージェントには真剣に動いてもらう。最終的な応募判断は自分で行う。この使い方が基本です。

【登録前】希望条件と介護経験を整理する

転職エージェントへ登録する前に、希望条件とこれまでの介護経験を整理しておきます。
準備がないまま初回電話を受けると、その場でうまく答えられず、希望と違う求人を紹介される原因になります。

先に整理しておけば、担当者へ伝える内容が明確になり、その後の電話連絡も減らしやすくなります。

譲れない条件に優先順位をつける

先にお伝えしておくと、すべての理想が叶う求人はほとんどありません。
だからこそ、希望条件に優先順位をつけることが重要です。

優先順位がないまま求人を見ると、「給料は高いけれど通勤が遠い」「休みは多いけれど16時間夜勤は辛い」と迷いやすくなるからです。

  • 夜勤の有無
  • 休日
  • 人間関係や職場の雰囲気
  • 通勤時間
  • 年収

そのうえで、「絶対に譲れない条件」「できれば満たしたい条件」に分けます。

私が特養から訪問介護へ転職したとき、最優先は「夜勤がないこと」が譲れない条件。次にワークライフバランスを重視し、年収には「ここまでなら下がってもよい」という、できれば満たしたい条件を決めていました。

この順番が決まっていたため、求人を紹介されたときも、まず夜勤の有無から確認できました。

私は条件整理にマインドマップを使いましたが、スマートフォンのメモやノートでも十分です。大切なのは、求人を見たときにすぐ確認できる形にしておくことです。
マインドマップとは、一つのテーマから関連する内容を枝分かれさせて書き出す整理方法です。

これまでの介護経験を整理する

担当者へ伝えるのは、勤続年数だけではありません。

同じ「介護職7年」でも、経験した施設や業務によって、紹介できる求人は変わります。より自分にマッチした求人提案を受けるために、これまで担当してきた仕事を具体的に整理しておきます。

たとえば、次のような項目です。

  • 働いてきた施設やサービスの種類
  • 食事・入浴・排泄などの介助経験
  • 緊急対応の経験
  • リーダーや新人教育の経験
  • 認知症対応や看取りの経験
  • 保有資格
  • 介護をする上で大切にしてきたこと
  • 今後挑戦したい仕事

特別な実績を書く必要はありません。

「従来型の特養で7年間、常勤として勤務した」「訪問介護でサービス提供責任者としてヘルパー育成に取り組んだ」など、普段行ってきた仕事を具体的に伝えるだけでも、求人を選ぶ材料になります。

初回電話の前にメモへまとめておけば、その場で思い出しながら答える必要がなくなり、伝え漏れも防ぎやすくなります。

担当者の提案を鵜呑みにしないために、求人サイトも見ておく

転職エージェントへ登録する前に、求人サイトにも目を通しておきます。
目的は、応募先を決めることではありません。担当者から紹介された求人が、本当に自分に合っているのかを判断するためです。

担当者から以下のようなことを言われたらどうでしょうか?

「この地域では、この条件の求人はほとんどありません」
「今紹介できる中では、この求人が一番です」


求人サイトを見ていない状態で言われると、その言葉を信じるしかありません。

一方で、自分でも求人サイトを見ておけば、以下4つを自分で判断できます。

  • 同じ地域に似た求人があるか
  • 給与や休日は相場と比べてどうか
  • 夜勤なしの求人は本当に少ないのか
  • ほかに選べる施設形態はないか

担当者から紹介された求人だけを見ていると、選択肢が狭く見えることがあります。

求人サイトで自分でも求人を探し、転職エージェントからも提案を受ける。両方を見比べることで、「紹介されたから応募する」のではなく、「比較したうえで応募する」に変えられます。

気になる求人があれば、求人名や条件をメモしておきます。初回電話で「このような条件の求人を探しています」と伝える材料にもなります。

【登録・初回電話】2社を利用し、希望を具体的に伝える

転職エージェントは2社へ登録し、両方から求人提案を受けます。
初回電話では、希望条件だけでなく、転職意欲や希望する連絡方法も具体的に伝えておくことが大切です。

転職エージェントは2社で十分

転職エージェントは、比較と管理がしやすい2社で十分です。

  • 1社だけでは、紹介される求人や担当者の対応を比較できないから。
  • 一方、3社以上へ登録すると、電話やLINEへの対応、求人の管理が増えるから。

働きながら転職活動を進めるなら、2社程度が管理しやすいと私は感じています。

ただし、登録するだけでは比較できません。両方から求人提案まで受けたうえで、提案内容や担当者の対応を比べます。

最初から利用する1社を決めず、実際の提案を見てから絞るのがポイントです。

電話前に伝える内容を整理する

初回電話の前に、伝える内容をメモへまとめておきます。

準備なしで電話を受けると、その場で質問へ答えながら希望を整理することになります。結果として電話が長くなり、あとから確認のやり取りも増えやすくなります。

整理しておきたいのは、次の項目です。

  • 希望条件の優先順位
  • これまでの介護経験
  • 転職を考えた理由
  • 転職を希望する時期
  • 現在の就業状況
  • 希望する連絡方法と時間帯

私は、初回電話の前に条件の優先順位を用意していました。電話に長い時間をかけたくなかったからです。

先に整理して伝えることで、私の場合は、その後の確認のやり取りも格段に減りました。

「良い求人があれば転職したい」と伝える

すぐに転職すると決めていなくても、初回電話では「良い求人があれば転職したい」と伝えます。

「まだ分かりません」「検討中です」だけでは、担当者から転職意欲が低い人と見られる可能性があります。転職時期や意欲が分からなければ、担当者も求人を提案しにくくなるからです。

「良い求人があれば転職したい」と伝えれば、転職する意思を示しつつ、条件に合わなければ無理に応募しない姿勢も伝えられます。

私も転職エージェントを利用するときは、上記のように伝えています。

もちろん、必ずこの言葉を使う必要はありません。大切なのは、すぐには決めていなくても、どのような求人なら転職を考えるのかを具体的に伝えることです。

連絡方法・時間帯・他社併用を最初に伝える

初回電話では、次の3点も伝えておきます。

  • 希望する連絡方法
  • 電話を受けられる曜日や時間帯
  • 他社の転職エージェントも利用していること

他社を利用していることは、隠す必要はありません。

私は初回に、「他社も利用していて、自分に合う担当者へお願いしたいと思っています」と伝えていました。

私の場合は、これを伝えてから、しつこい連絡が段違いに減りました。

また、希望する時間帯や連絡方法を守ってくれるかどうかも、担当者の対応を見る材料になります。

希望を伝えても連絡方法が変わらない場合は、その担当者へ今後も選考を頼めるか考え直します。希望に応じてくれるかどうかも、担当者を見る一つの材料です。

【求人提案を受けた後】応募前に判断材料を集める

求人を紹介されても、その場で応募を決める必要はありません。

担当者がその求人を紹介した理由や、求人票だけでは分からない情報を確認します。集めた情報をほかの求人と比較してから、応募するかを判断します。

その場で応募を決めず、いったん持ち帰る

興味のある求人を紹介されても、その場で応募を決める必要はありません。

まず確認したいのは、次の3点です。

  • 登録前に決めた優先順位と合っているか
  • 今の転職理由や悩みを、この求人で改善できそうか
  • 担当者が応募を急かしすぎていないか

たとえば、最優先が「夜勤なし」なのに夜勤ありの求人を勧められたら、年収が高くても自分の軸とは合いません。
また、「なぜこの求人を紹介したのか」を聞けば、担当者が自分の悩みや希望を理解しているかも確認できます。

さらに、質問へ十分に答えず応募だけを強く勧める場合は、その担当者へ今後も選考を頼むか考える材料になります。

その場で返事を求められたときは、「希望条件と照らし合わせてから返事をします」と伝えれば十分です。

求人を持ち帰る目的は、時間をかけることではありません。自分の優先順位と求人を照らし合わせ、紹介理由と担当者の対応を確認してから判断することです。

なぜこの求人を紹介したのか聞く

求人を紹介されたら、最初に「なぜ私にこの求人を紹介したのか」を聞きます。

紹介理由を聞くと、担当者が自分の希望や経験をどのように捉えているかが分かります。

たとえば、以下4点を確認できます。

  • どの希望条件に合っているのか
  • これまでのどの経験を活かせるのか
  • ほかの求人ではなく、この求人を選んだ理由は何か
  • 希望と合わない部分はあるか

私が求人を紹介していたときも、希望条件だけでなく、これまでの経験や本人が希望する働き方を踏まえて提案していました。

一方で、紹介理由が曖昧なら、担当者へ伝えた希望が十分に反映されていない可能性もあります。

紹介理由を聞くことは、求人だけでなく、担当者が自分の希望を理解しているか確認する方法でもあります。

求人票にない情報まで聞いてこそ、転職エージェントを使う意味がある

求人を紹介されたときに最初に案内されるのは、基本的に求人票に書かれている内容です。

求人票を確認するだけなら、自分で求人サイトを見るのと大きく変わりません。

せっかく転職エージェントを利用するなら、夜勤体制や退職理由、希望休の取りやすさなど、求人票だけでは分からない情報まで確認します。

ただし、担当者が最初からすべて教えてくれるとは限りません。こちらから質問しないと分からないことも多いため、自分が譲れない条件から優先して聞いていきます。

確認例は、次のとおりです。

  • 欠員募集か、増員募集か
  • 夜勤の回数と職員体制
  • 残業の実態
  • 希望休の取りやすさ
  • 入職後の教育体制
  • 退職者が出た理由
  • 職場見学ができるか
  • 過去にその職場へ紹介した人がいるか
  • 求人票に書かれていない注意点があるか
  • 過去の賞与や昇給実績

担当者がその場で答えられない場合は、法人へ確認してもらえるか聞きます。

すべての情報が開示されるとは限りませんが、分からないまま応募するより、確認できる範囲まで聞いておく方が判断しやすくなります。

なお、過去の賞与や昇給実績は参考になりますが、将来も同じとは限りません。あくまで判断材料の一つとして扱います。

担当者以外の情報とも照らし合わせる

担当者から聞いた情報だけで、応募するかどうかを決める必要はありません。

法人の公式情報や、ほかの求人サイトに掲載されている内容も確認します。

特に見ておきたいのは、次の4点です。

  • 給与や手当の記載に違いがないか
  • 休日や勤務時間の条件が一致しているか
  • 法人の採用ページやSNSに、職場の様子が分かる情報があるか
  • Googleマップなどの利用者・家族側の口コミに、気になる内容がないか

Googleマップの口コミは、職員の働きやすさを直接示すものではありません。
ただし、職員の対応や施設の雰囲気について、同じ内容が繰り返し書かれていれば、職場を知る手がかりにはなります。

また、口コミは不満を感じた人の投稿が目立ちやすく、良い経験をした人が同じように投稿するとは限りません。一つの口コミだけで判断せず、参考情報の一つとして扱います。

担当者の説明と公開情報に違いがあれば、応募前にもう一度確認します。

【比較】自分が納得できる求人か確かめる

紹介理由や求人票にない情報を確認しても、「この求人へ応募して大丈夫かな」と迷うことはあります。
最後に確認したいのは、担当者が勧めているかではなく、自分が納得して応募できる求人かどうかです。

次の3点を、応募前に確認します。

条件がよくても、最初の転職理由が解消されるかを見る

求人を比較していると、給与や夜勤時間など、目に見える条件に引かれて、最初に決めた転職の軸がぶれることがあります。

条件のよさに引かれて、転職の軸がぶれた事例

私が転職エージェントとして担当した方の話です。

その方はユニット型特養で働いていましたが、「もっと一人ひとりに合わせた個別ケアがしたい」と考え、訪問介護への転職を検討していました。

ところが、今の職場より夜勤時間が短い特養を紹介され、その条件にひかれて転職しました。

夜勤の負担は減りましたが、「もっと個別ケアがしたい」という当初の不満は解消されませんでした。

目の前の条件は改善しても、最初の転職理由は残ったままだったのです。

給与や勤務時間が改善することと、転職したい理由が解消されることは別です。
条件のよさにひかれたときほど、最初に決めた転職の軸へ戻って考えます。

応募前には、次の2つを分けて考えます。

  • 条件が今よりよくなるか
  • 転職したい理由が解消されそうか

せっかく転職をするので給与や休日などの条件は大切です。
ただし、条件のよさだけで選ぶのではなく、「そもそも、なぜ転職したかったのか」に戻って判断します。

応募する理由を自分の言葉で説明できるか

次に、「なぜこの求人へ応募したいのか」を自分の言葉で説明できるか確認します。

たとえば、

  • 夜勤がなく、生活リズムを整えられそう
  • 希望する休日が取れそう
  • これまでの介護経験を活かせそう
  • 今より通勤時間を短くできそう

と説明できるなら、自分なりの応募理由があります。

一方で、

  • 担当者に勧められたから
  • 急いだ方がよいと言われたから
  • なんとなく条件がよさそうだから

しか浮かばない場合は、まだ担当者のペースで判断している可能性があります。
応募するかどうかは、自分で理由を説明できる状態になってから決めます。

気になる点が残ったまま応募しない

必要な情報を確認しても、どうしても引っかかる部分が残る求人もあります。
すべての不安をなくすことは難しいですが、自分が譲れない条件について納得できないまま応募する必要はありません。

担当者に勧められているからといって、無理に結論を出さなくて大丈夫です。

確認しても納得できなければ、保留にするか、今回は見送ります。

応募するか迷ったときは、「この求人へ応募しなかったら後悔するか」ではなく、「この求人へ応募して、同じ悩みが残らないか」で考えます。

【応募・見送り】応募する窓口を決め、見送る理由を伝える

応募する求人が決まったら、どの転職エージェントを通して応募するかを決めます。
また、見送る求人にも理由を伝えておくと、次に紹介される求人のズレを減らしやすくなります。

同じ求人へ複数社から応募しない

2社から求人提案を受けて比較しても、同じ求人へ両方から応募するのは避けます。
同じ応募者の情報が複数の転職エージェントから法人へ届くと、確認や選考が混乱する可能性があるからです。

同じ求人を2社から紹介された場合は、応募を依頼する転職エージェントを1社に決めます。

もう一方の担当者には、「今回は、別の転職エージェントから応募することに決めました」と伝えれば十分です。

すでに応募していることを共有しておけば、同じ求人への重複応募を防げます。

転職エージェントも早期退職を避けたい

転職エージェントは、求職者を法人へ紹介し、採用が決まると紹介手数料を受け取ります。

ただし、入職した人が短期間で辞めた場合、受け取った紹介手数料の一部または全部を法人へ返す契約になっていることがあります。

厚生労働省委託調査では、職業紹介事業者の59.4%が、一定期間内に離職した場合の返金制度を設けていました。
出典:令和3年度厚生労働省委託調査 『採用における人材サービスの利用に関するアンケート調査 報告書』 令和4年3月
※資料は職業紹介事業者621社などを対象に実施された調査です。

エージェントにとっても合わない職場へ無理に入職させて、すぐ辞められるのは避けたいことです。
だからこそ、紹介された求人に違和感があれば遠慮せず伝えて構いません。

断る理由を伝えることは、次の求人提案をより自分に合ったものへ変える材料になります。

見送る求人には理由を伝える

紹介された求人を断ることに、遠慮は必要ありません。
求人を断ったからといって、転職エージェントを利用できなくなるわけではありません。

ただし、「なんとなく違う」とだけ伝えるより、見送る理由を具体的に伝えた方が、次の求人提案につながります。

見送る理由は、次のように簡潔で構いません。

  • 夜勤回数が希望より多い
  • 通勤時間が長い
  • 年収が希望ラインを下回る
  • 教育体制が希望と合わない
  • 転職したい理由を解消できそうにない
  • 担当者との連絡や進め方が合わない

長く説明する必要はありません。

「夜勤回数が希望と合わないため、今回は見送ります。」のように、一番大きな理由を一つ伝えるだけでも十分です。

求人を断る理由は、次の提案をより自分に合ったものへ変えるための判断材料です

しつこい連絡が続く転職エージェントは利用をやめる

連絡方法や時間帯を伝えても、電話やLINEが続く場合があります。

そのときは、まず一度だけ希望を具体的に伝えます。

「求人の連絡はLINEでお願いします」
「電話は平日の18時以降にしてください」
「他社の求人も比較しているため、応募を決めるまでは連絡を控えてください」

ここまで伝えても連絡の仕方が変わらないなら、その転職エージェントを無理に使い続ける必要はありません。

担当者を変更する方法もありますが、すでに2社を利用しているなら、希望を守ってくれるもう一方へ絞る方が早いこともあります。

すべての担当者がしつこいわけではありません。しかし、合わない担当者との関係を我慢して続ける必要もありません。

希望を伝えても改善しない会社に時間を使わず、対応のよい転職エージェントを選びましょう。

まとめ|最後は自分で応募を判断する

介護転職エージェントは、登録すれば転職先を決めてもらえるサービスではありません。

求人情報や担当者の支援を受けながら、自分で比較し、応募先を選ぶために使います。

ここまでの流れを振り返ります。

  • 転職エージェントは、比較と管理がしやすい2社を利用する
  • 登録前に、希望条件と介護経験を整理しておく
  • 初回電話で、転職意欲と希望する連絡方法を伝える
  • 2社から求人提案を受ける
  • 紹介された求人は、その場で応募を決めない
  • 紹介理由や求人票にない情報まで確認する
  • 最初に決めた転職の軸と照らし合わせる
  • 応募する転職エージェントを1社に決める
  • 見送る求人には、理由を添えて伝える

応募先を決めるのは、担当者ではなく自分です。

転職エージェントは、求人情報の収集や法人とのやり取りを助けてくれます。しかし、紹介された求人が自分に合うかどうかまで、担当者に決めてもらう必要はありません。

提案された求人をそのまま受け入れるのではなく、比べて、確かめて、自分で決める。

この順番を守れば、担当者のペースに流されにくくなり、自分が納得できる転職先を選びやすくなります。

まずは、「絶対に譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」を書き出すところから始めてください。

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この記事を書いた人

介護歴15年以上・元転職エージェント・現役ケアマネ

「資格を取りたいけど時間もお金もない」
「給料を上げたいけど転職が不安」

そんな悩みに、現場と転職支援の両方を経験した視点から、“ブラックで消耗しない働き方”と“介護職の未来を変えるヒント”を発信中。

毎日利用者ケアに頑張るあなたの「次の一歩」を応援させてもらうブログです。

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