そんな不安を感じた事はありませんか?
職場によって仕事内容も違うらしいし、夜勤や体力面も心配。

ついていけなかったら…って、不安になる。
人間関係、やっぱりうまくやれるか心配…
いろんな不安が頭をよぎって、一歩を踏み出せない。
一歩を踏み出せないのは、それだけ真剣に「自分の働き方」と向き合っている証拠です。
特に、初めての転職や異業種からのチャレンジならなおさら。
どんな職場を選べばいいのか、自分に合う働き方はどれなのか、わからないのは当然のことです。
この記事では、未経験から介護職を目指すあなたに向けて、現場経験と転職エージェントの両方を経験した私が、「最初に働くならどんな職場がいいのか?」をリアルな視点でお伝えしていきます。
この記事でわかること
・介護職の主な職場タイプとその特徴
・未経験者におすすめの職場の選び方
・実際に働き始めたとき、最初の3ヶ月に起こること
そして何より大切にしたいのは、あなたが“安心して第一歩を踏み出せること”。
不安でいっぱいの“今”も、半年後には変わっているかもしれません。
「ありがとう、あなたでよかった」と言ってくれる利用者さんがいて、ふとした瞬間に「この仕事を選んでよかったな」と感じている自分に気づくはずです。
あなたのその一歩を、応援しています。
介護の職場にはどんな種類がある?

介護職とひとことで言っても、実は働く場所によって業務内容や働き方は大きく異なります。
ここでは、介護職が活躍する主な職場タイプを、ざっくりと紹介します。
特別養護老人ホーム(特養)
利用者さんの“暮らしそのもの”を支える、チームで動く介護の現場です。
チームで協力しながら、日常生活のあらゆる場面に関わっていくことができます。
特養の特徴
介助がたくさん必要な高齢者が、生活の場として入居する施設です。
「日中はご飯やお風呂、トイレのお手伝いが中心で、夜はナースコールの対応や見守りを行います。」
特養の働き方
早番・遅番・夜勤などのシフト制で、24時間体制のケア。
1日のスケジュールが決まっていて、チームで協力して動く職場です。
特養のポイント
介護技術を幅広く身につけることができ、チームで支え合う経験が積めます。
看護師やケアマネなど、他職種と関わる機会も豊富です。
こんな人に向いている
介護老人保健施設(老健)
「病院から退院したけど、すぐに家に帰るのはまだ不安…」
そんな方がリハビリをしながら生活を整える“つなぎの場所”が、老健です。
老健の特徴
病院を退院したあとの高齢者が、「家に帰るまでの間」にリハビリをしながら生活する施設です。
医師・看護師・リハビリスタッフなど、医療職とチームで関わるのが特徴です。
老健の働き方
早番・遅番・夜勤のシフト制で、24時間体制のケアを提供します。
医療職が常駐しているため、緊急時の対応や医療的な連携が比較的スムーズです。
夜勤中でも看護師がいるため、介護士ひとりで判断に迷うような場面は少なく、安心感があります。
「一人で夜勤なんて無理かも…」という不安を抱えている方には、老健は“はじめの一歩”として選びやすい職場です。
老健のポイント
「在宅復帰」が目的なので、利用者さんの入れ替わりが多く、比較的短い期間で多くの方と関わることになります。
医療系との連携スキルが自然と身につきます。
こんな人に向いている
ザックリ解説!【特養】と【老健】の違い
よく似たイメージを持たれやすい「特養」と「老健」ですが、実は役割や働き方には大きな違いがあります。
特養は“生活の場”として長く関わることが多く、日々の小さな変化に寄り添うケアが中心。
一方で老健は“在宅復帰”というゴールに向けてリハビリや支援を行うため、短期間での関わりが多くなります。
「特養と老健って、どう違うの?」という声も多いので、ここで簡単に比較してみましょう。
※スマホの方は表を ← スクロールしてご覧ください
どんな違い? | 特養 | 老健 |
---|---|---|
入居の目的 | 長期的に生活(終の住みか) | 在宅復帰を目指す短期滞在 |
どんなふうに関わる? | じっくりと長く寄り添う | 限られた期間で集中支援 |
ケアで大切にしてること | 生活を支えるためのサポート | リハビリや医療ケアが中心 |
夜勤のときは? | 看護師はオンコール体制が多い | 看護師が夜勤帯も常駐 |
未経験でも働ける? | 求人が多く、未経験OKも多数 | 施設によっては経験者優遇も |
有料老人ホーム
民間企業が運営する入居型の施設で、サービス内容や雰囲気は施設によってさまざま。
福利厚生や教育体制が整っている場合も多く、職場選びがとても重要になります。
有料老人ホームの特徴
民間企業が運営する入居型の施設で、サービス内容や雰囲気は施設によって大きく異なります。
昨今では介護度が高い方も増えており、医療的なケアが求められる場合もあります。
有料老人ホームの働き方
早番・遅番・夜勤などのシフト制が一般的で、特養や老健と同じく24時間体制でのケアを行います。
配属先や法人によっては、夜勤専門や日勤専従などの勤務形態を選べる場合もあります。
勤務時間帯やシフトの種類は、運営法人によってかなり違いがあります。面接時にしっかり確認しておくのがおすすめです。
有料老人ホームのポイント
同じ会社が運営していても、施設ごとに雰囲気や方針は大きく異なるのが有料老人ホームの特徴です。
入居者の状態や職員の関わり方、リーダー職の考え方によって、現場のカラーはまったく違ってきます。
求人情報だけで判断せず、必ず見学や面談時に現場の空気感をチェックすることをおすすめします。
こんな人に向いている
グループホーム
少人数で、家庭のような空間で、ゆったりと暮らす認知症の方々のケアを行います。
利用者さん一人ひとりとの距離が近く、関係づくりを大切にしたい人にぴったりです。
グループホームの特徴
認知症のある高齢者が、少人数(最大9名)で共同生活を送る施設です。
家庭的な雰囲気の中で、料理・掃除なども一緒に行いながら日常生活をサポートします。
グループホームの働き方
シフト制(早番・遅番・夜勤)で24時間体制のケア。
職員1人あたりが担当する人数が少ない分、利用者さんとの関わりが深くなります。
グループホームのポイント
認知症の方とじっくり向き合える環境で、穏やかな空気感が特徴。
調理や掃除なども業務に含まれるため、「生活そのものを支える仕事」ができます。
こんな人に向いている
デイサービス
朝、元気な「おはようございます!」から始まって、夕方には「また明日ね」と見送る。
そんな明るくにぎやかな“通いの施設”が、デイサービスです。
デイサービスの特徴
高齢者が日中だけ通ってくる施設で、送迎・入浴・レクリエーションなどを提供します。
利用者さんは日帰りなので、日勤帯のみの勤務(8:00〜17:00など)が一般的。夜勤はありません。
デイサービスの働き方
基本は日勤のみ、土日休みの施設も多め。
1日の流れが決まっていて、朝の送迎から夕方の帰宅までが勤務時間になります。
デイサービスのポイント
生活リズムを崩さずに働けるため、未経験者や家庭との両立を考える人にも人気。
一方で自宅で生活できる元気な利用者が多いため、転倒などの事故リスクにも常に注意が必要。レク企画や送迎業務など、「介助以外の役割」も多めです。
「楽そう」と思われがちですが、実は見守りの重要性がとても高く、集中力も求められる職場です。
こんな人に向いている
訪問介護
利用者さんの「自宅」という、最もプライベートな空間に入る仕事。
一対一のケアだからこそ、信頼関係がとても大切になります。
訪問介護の特徴
利用者さんの「自宅」に訪問し、入浴・排泄・食事などの身体介助や、掃除・買い物といった生活援助を行います。
「住み慣れた自宅で最期まで暮らしたい。」そんな強い想いを支えるのが、訪問介護という仕事。
一対一のケアだからこそ、深い信頼関係と丁寧な支援が求められます。
訪問介護の働き方
1日数件の利用者宅を訪問してケアを行い、移動も仕事の一部になります。
勤務は1対1のケアが中心で、初任者研修以上の資格が必要です。
はじめは必ず先輩と同行するため、いきなり一人にはなりません。
訪問介護のポイント
ひとりで判断・対応する力が求められるため、未経験者にはややハードルが高め。
一方で、訪問介護は介護保険制度やサービス調整など、現場で働きながら制度を深く学べる貴重な職場でもあります。
実務経験を積むことで、介護支援専門員(ケアマネ)などのキャリアアップにも直結します。

実際、私自身も訪問介護で制度の理解を深めたことで、ケアマネ試験に一発合格できた経験があります。
こんな人が向いている
経験者として補足
「訪問介護は大変そう」と思われがちですが、
実は質の高いケアを提供できる“プロフェッショナルな現場”でもあります。
今すぐではなくても、経験を重ねた先に目指してみる価値のある働き方です。
「こんなに種類があるの?」「名前だけ聞いたことがあったけど違いは知らなかった」
という方も多いはず。次のパートでは、この中から未経験者におすすめの職場タイプをわかりやすく解説していきます。
未経験におすすめの職場タイプは?

ここまで読んで、「それぞれの違いはわかったけど…じゃあ自分はどこで働くのがいいんだろう?」と迷っていませんか?
初めてなら、“働きやすさ”や“学びやすさ”で職場を選ぶのが大切です。
ここからは、私の経験も交えて、未経験でも安心してスタートできる職場タイプをご紹介します。
日中のみで働きたいならデイサービス
- 夜勤がなく、生活リズムを崩さずに働ける
- 子育て世代も多く、急な休みに理解のある職場も多い
- 利用者さんは元気な方が多く、見守りや会話がメイン
- いきなり「介助が中心の職場」に飛び込むのが不安な人には入り口としておすすめ
「夜勤は難しいけど、介護の仕事に関わりたい」そんな人に人気の職場です。
ただし、介助以外の業務(送迎・記録・レクなど)も多いため、対人スキルや柔軟な対応力が求められる場面もあります。
介護の基本を学びたいなら特別養護老人ホーム(特養)
- OJT(実地研修)やチームでの支援があるため、一人で抱え込まずに仕事を覚えられる
- 食事・入浴・排泄など、介護の“基礎スキル”がしっかり身につく
- 求人数が多く、未経験でも受け入れてもらいやすい
- 認知症や医療的ケア、多職種連携の現場で“広く・深く”学べる
特養は、介護業界の中でも「オールラウンダー」になれる職場です。
私自身も特養からキャリアをスタートし、後に訪問介護やサービス提供責任者、そしてケアマネの資格取得にもつなげることができました。
「まずはここで介護の全体像を学ぶ」ことで、今後の選択肢がぐっと広がるはずです
将来的にキャリアアップしたいなら訪問介護
- 初任者研修以上の資格が必要
- 一対一で深く関わるからこそ、信頼関係が大切
- 介護保険制度の理解が深まり、ケアマネ試験にも活かせる
訪問介護は、最初の一歩としてはややハードルが高めですが、
将来的に「質の高いケアを目指したい」「ケアマネを取りたい」と考える人にとって、非常に学びの多い現場です。
まとめ
- 生活リズムを整えながら働きたい → デイサービス
- 介護スキルをしっかり身につけたい → 特養(イチ押し!)
- キャリアアップを見据えている → 訪問介護(経験を積んでから)
「どの職場が正解」ではなく、「あなたがどんな介護士になりたいか」で選ぶのが一番です。
未経験でも大丈夫?最初の3ヶ月で起こること

新しい仕事を始めるとき、一番不安なのが「ちゃんとついていけるのか」ということ。
介護の現場でも、最初の1ヶ月は覚えることが多くて大変です。
でも、大丈夫です。“何もできなかった”状態から、少しずつできることが増えていく過程は、きっとあなたの自信につながります。
ここでは、未経験からスタートした場合の「最初の3ヶ月」をリアルにお伝えします。
入職1ヶ月目:まずは「人・場所・流れ」を覚える時期
- 配属フロアのOJTがスタート。先輩がついてマンツーマンで業務を覚える
- 利用者さんの名前、居室、性格などをひたすらインプット
- 早番や遅番など、固定された勤務帯で“仕事の流れ”を身につける
「なかなか名前が覚えられない…」「体の動かし方がわからない…」
そんな自分に落ち込む日もあるかもしれません。
でも、最初は誰だって同じ。不安を口にできる“信頼できる先輩”を見つけておくことが、何より大切です。
2ヶ月目:ひとりでの業務も少しずつ
- OJTが終了するタイミング。早番・遅番を一人でこなす場面も出てくる
- 先輩たちのやり方を“真似る”ことで、自分なりのケアスタイルが少しずつ見えてくる
- 利用者さんの顔と名前が一致し、「あ、今日は〇〇さん元気だな」と気づけるように
この頃はまだ経験が浅く、ケアにもたついてしまい、利用者さんに「先輩さんの方がいい」と言われて落ち込むこともあるかもしれません。
でも大丈夫。先輩も他職種も、「時間が押す前提」でスケジュールを調整して見守ってくれているんです。
「できなくて当然」という温かいまなざしがあるから、焦らず一歩ずつで大丈夫です。
3ヶ月目:夜勤がスタート。責任と自信が芽生える
- 夜勤が始まるのはこのタイミング。1ヶ月に4〜5回ほど入り、徐々に慣れていく
- 夜間帯は少人数のスタッフで回すため、周囲との連携や状況判断も求められる
- 「今日の夜勤、無事に終わった」とホッとする感覚は、大きな達成感になる
利用者さんに何事もなく朝を迎えてもらえることが、夜勤における“満点の仕事”。
OJT職員と「頑張って平和な夜を守れたね」と笑い合える瞬間は、忘れられない達成感になります。
無事に夜を終えられれば、それだけで立派な成長です。
「できない」から「できた」へ。少しずつ見えてくる成長
- 利用者さんに名前を呼ばれたとき
- ケアが終わったあとに「ありがとう」と微笑んでもらえたとき
- 最初は戸惑っていた排泄介助が、自然にこなせるようになったとき
あなたはきっと、「あのとき、一歩踏み出してよかったな」と思うはずです。
介護の仕事は、毎日の積み重ねが“誰かの生活”を支えている実感につながる。
それを体感できる3ヶ月になると思います。
どの職場が合うのかまだ迷っている方へ。
介護職の転職方法|ハローワーク・エージェント・自己応募の違いと選び方】では、応募手段の違いと選び方をわかりやすく解説しています。
まとめ:最初の不安は、未来の「自信」につながる

- 最初の3ヶ月は誰でも不安で当たり前
- でも、1日1日の積み重ねが、確実に“できること”を増やしてくれる
- 気づいたときには、自分自身が変わっていることに気づくはず
「介護の仕事、私にもできるかも。」今はそう思えなくても、大丈夫。
半年後のあなたはもう、“未経験”ではありません。
転職に失敗したくない」「もっと自分に合う働き方を知りたい」そんな方は
【登録だけでもOK!介護転職エージェントの賢い使い方】の記事もぜひ参考にしてください。
実体験ベースで“エージェントのリアル”をやさしく解説しています。
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