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【夜勤はもう辛い…】デイサービスで働こう【転職目線で解説!】

デイサービスで働く魅力!?私にできる?どんな仕事?転職目線で徹底解説 自分らしい介護の働き方
  • 交代制の変速シフト勤務で生活リズムが乱れる。
  • 夜勤は一人なので対応に困ったときすぐに相談できる人がいなくて不安。
  • 家族や友人とのプライベートな予定を組みにくい。

夜勤や変速シフト勤務って大変ですよね。私も施設介護から離れた理由が【夜勤による生活リズムの乱れ】でした。シフト勤務の中、生活ペースを戻す事に専念するあまりプライベートが疎かになっている事に気が付き転職しました。

翌日が早番だと夜の予定は控えめがちでした。平日休みだと遊べる友人がいない事もありましたね。

この記事では日勤帯で働く事ができる職種の一つであるデイサービスについて解説をしていきます。デイサービスで働く事を検討している人や施設での勤務ではなく、在宅系の介護に興味がある人の参考になると幸いです。

【結論!】日勤帯に決まった時間で負担が少なく働ける!

こんな介護士さんにオススメ!
  • 規則的な生活リズムを送りたい人
  • 子育て中のママさん・パパさん介護士の世代
  • 体力に不安がある人
  • 無資格・未経験でも働ける

規則的な生活リズムを送りたい人

朝出勤して、夕方に退勤するという日中シフトが基本的にメインです。具体的な勤務時間は8:00〜17:00、8:30〜17:30といった時間で開けているデイサービスが多いです。

デイサービス利用者へのサービス提供時間は各利用者ごとに決まっています。
そのため変速勤務は基本ありません。

また盆暮れ正月・祝日などは営業しないデイサービスも存在します。
そのため、プライベートな予定も組みやすくなります。

道路の交通混雑状況や天候などにより送迎に遅れが生じて残業となり、退勤時間が遅れる事が稀にあります。

朝起きて、仕事して、夜寝るという通常サイクルで生活ができるのは魅力!

子育て中のママさん・パパさん介護士の世代

個人的にはデイで働く最大の特徴であると考えております。

デイサービスで勤務している介護士さんの属性は

・子育て中で夜勤が難しい介護士さん
・お子さんの預け先からの急な呼び出し対応が必須の介護士さん
・子育て終盤世代、両親の介護を行う世代の介護士さん

このような方々が勤務している事が多いです。
そのため、子育て世代には非常に理解ある職員さんが多いです。

もちろん、自分自身も他職員さんの子ども都合での休みに寛容でなければなりません。

事業所によっては家庭都合による7時間勤務など時短勤務を理解してくれる所もある!

体力に不安がある人

基本的には自宅で生活が送れる人が使うサービスです。施設と比較すれば要介護度の軽い方が多いです。また働くデイサービスの規模も重要です。

・一般的なデイサービスだと一日の利用者数は
10名以上〜25名未満。

・小規模で地域密着型と言われるデイサービスでは
1人以上〜10人程度

・大規模なデイサービスでは
25名以上。中には一日で60人以上利用されるデイサービスもあります。

利用者さんの疾病やADL状況にもよりますが施設よりも介助量は減ります。介護士さんの身体的な負担が軽減する事は間違いありません。

少ないですが、デイサービスには全介助を必要とする利用者さんも利用しています。

無資格・未経験でも働ける

正確には”認知症介護基礎研修”というものの受講が必要になります。これは内定後や入社後に受講する事ができます。

デイサービスで働くか悩む人の中に”コミュニケーションが苦手”という人もいます。ですが、介護士側が喋るのではなく、利用者さんの話を聞くことができる人。つまり人の話を聞ける「傾聴力がある人」こそが介護士に求められている能力です。

介護業界では特に【人柄を重視】します。
デイサービスでは利用者さんに「また行きたい!」と思っていただく事が重要です。
「デイの職員さんは優しく話を聞いてくれるからまたデイに行きたい。」と思って頂けるように接す事が求められています。

無資格・未経験者で介護職に就きたい方にとってはハードルが下がります。

特養や病院など未資格で受け入れ可な施設もありますが、”介助量が多いのは困る”という思いの介護士さんは選択肢に入れましょう!

デイサービスってどんな所?デイサービスの目的は?

暖かい木漏れ日の中にいる高齢男性と高齢女性

高齢者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送れるように支援する事が目的です。

  • 自宅の中で一人で引きこもってしまう事を予防する目的に利用する人。
  • 心身の機能維持・向上を目的に利用する人。
  • 家族の介護負担を軽減する事を目的に利用する人。

上記のような目的でデイサービスを利用する高齢者がおり、その目的と効果を期待されています。

デイサービスの業務内容

  • 自宅とデイサービス間の送り迎え
  • 排泄介助
  • 食事の提供
  • 健康チェック
  • 入浴
  • 機能訓練(専門職がいる場合、介護士はサポート要員です)
  • レクリエーション
  • 季節行事や外出行事

送迎車で迎えに行ったが、利用者が「行きたくない!」と言い出してしまったり、デイへ参加する準備が出来ていなかった、などイレギュラーも当然起こり得ることが推測されます。

無資格でもOK!さらに資格取得を支援してくれる!

資格がない方でも、初任者研修や実務者研修など資格取得を支援してくれる事業所もあります。

具体的には、通学が必要な時にはシフト勤務を調整してくれる。資格取得にかかる費用面を負担してくれる。試験前に模擬試験を行ってくれる。などなどです。
実際に現場で働きながら資格取得の勉強をした方が専門用語を学べたり、調べてもわからない事を直接同僚に聞く事が出来るのでメリットです。

事業所によっては

  • 実務者研修修了者
  • 介護福祉士
  • ヘルパー2級

上記のような資格をお持ちでしたら給与アップに繋がります。

資格は持ってないけど取りたい!or上位資格を取得したい!という方は、事業所に「資格取得の支援を行っているか?」と確認する事をオススメします!

デイサービスで働くデメリット

ここまで良い事しか伝えていないので懸念する点について説明します。

  • お給料がやや低い傾向
  • 日によって利用者が違う。名前を覚える、関係性を築くのに時間がかかる。
  • 日々レクリエーションを考える事がしんどい。
  • 運転免許が必須な事もある。

お給料がやや低い傾向

保有資格の有無によるお給料が記載されています。施設形態別に記載がありますので参考にしてみてください。

保有資格実労働時間平均給与
介護福祉士163.0時間290,120円
初任者研修終了者162.4時間265,900円
保有資格なし163.8時間241,630円

参考:厚生労働省 令和4年 介護従事者処遇状況等調査結果 

日によって利用者が違う。名前を覚える、関係性を築くのに時間がかかる。

大規模デイであれば、一日の受け入れ利用者が60名以上のところもあります。一週間で1回しか来ない利用者さんもいれば、週3日利用する方もいます。名前だけでなく、その方も個性やリスクポイントなど覚えるのに苦労するかも知れません。

「明日来る◯◯さんってどんな人だっけ?」と職員間で話す事もあります。それくらいベテランさんでも全員を覚える事は難しいです。

日々レクリエーションを考える事がしんどい。

人によるかも知れませんが、多くの人は苦手意識があるでしょう。私も苦手です。季節行事やちょっとしたミニゲームなどを考える必要があります。ただ、一人で考えるのではなく、職員間で考えてより良いものを作り上げていくため不得意でも問題はありません。

考えるだけでなく、司会進行などの役割も回ってきます。

何事も一人で抱え込まない事が大事!

運転免許が必須な事もある。

運転免許証がないから働けない、働くと免許証取得を促される、という訳ではないです。

専任のドライバーさんもいますが少ないのが現状です。利用者さんが一人で歩いてデイまで来る事はなかなかありません。業務上、運転をする送迎は必要です。

ですがやっぱり

・人を乗せて運転する事に抵抗がある。
・送迎に使われるハイエースのような大きな車の運転は怖い。
・ぶつけたら修理代を払うのか…

上記の不安を抱えており、デイサービスへの入社を躊躇う人が多いです。事業所としては「運転が出来ると助かる!」という目線の所が多いです。

中にはこんな事業所もあります。

・利用者さんを乗せる前に運転に対する適性試験がある。
・送迎業務が出来ると【送迎手当】がつく。
・そもそも送迎できないと採用されない。

他事業所との差別化を図るデイが増えている

電球と歯車がある発見をイメージする画像。

宿泊サービスを実施しているデイ

情報収集時に気をつけて頂きたいのがココです。この記事を読まれている方は、夜勤から解放されたい方々だと思われます。宿泊サービスを実施している事業所を選んでしまうと転職する意味がありません。

お泊りデイを否定をしている訳ではありません。お給料面を考えるとお泊りを実施している事業所の方が待遇は良いでしょう。ただし、転職本来の目的からは逸脱してしまいます。

行事やイベントが豊富なデイ

季節ごとのイベントや運動会
車での名所や観光地などへの外出
地域活動への参加や地域とのふれあい

様々な取り組みを行っている事業所があります。利用者の心身のリフレッシュだけでなく達成感、やりがいなどを得て利用者を孤立させない取り組み、効果も期待できます。

企画・実行は苦労するけど、職員の気分転換にもなる!

入浴や音楽、食事などに特化しているデイ

有名ホテルの元シェフが作る食事、定期的に出前を頼み楽しむ、和洋中から選択ができる。
入浴に力を入れており、様々な形態での入浴が可能。
送迎車には高級車を利用している。
自由を目指して利用者と介護士が一緒に昼食を作る

デイサービスは差別化が行われており、利用者の選択肢が増えてきています。それぞれ特化しているポイントは入社する前に事前に確認をしておきましょう!

まとめ:身体を壊す前に働き方を見直そう!

介護職は身体は資本です!壊れてしまってからでは遅いです!働きながら身体のメンテナンスをする事は必要ですが、メンテナンス(調整)と悪化による治療(修理)には大きな違いがあります。

治療となった場合、休職を迫られる事や業務内容の制限といった可能性もあります。

お給料や福利厚生といった面も非常に大切なものです。ですが、働く事が出来なければ意味がありません。

またデイサービスには個性があります。自分自身が働けるのか?同じ価値観でいられるのか?是非、事業所の理念と自分の軸を照らし合わせて、ミスマッチのない転職になると私もうれしいです。

朝ぼらけ運営者:べるべ
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べるべ

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