今日はデイサービスに関して解説をしていきます。デイサービスで働く事を検討している人や施設での勤務ではなく、在宅系の介護に興味がある人の参考になると幸いです。では、早速結論からいきます。
【結論!】デイサービスで働くことが向いている人
規則的な生活リズムを送りたい人
朝出勤して、夕方に退社するという日中シフトがメインの勤務です。施設など夜勤がある職場で疲れてしまった方、夜勤の仕事から離れたい方などは、検討する余地があるかも知れません。また土日祝や年末年始は休みとしている所もあります。
体力的に不安がある人
自宅で生活が送れる人が使うサービスです。施設と比較すれば要介護度の軽い方が多いです。利用者の疾病やADLの状況によっては左右されますが、施設よりも介助量は減り、身体的な負担は軽減される事が見込まれるでしょう。
人を楽しませることが好きな人
デイサービスは「コミュニケーション能力の高い人の集まり」と認識されがちです。ですが、ベラベラ喋ることが好きな人ではなく、利用者さんの話を聞くことができる人。つまり「傾聴力がある人」がコミュニケーション能力の高い人言えるでしょう。
楽しんでもらう工夫は様々です。眼の前にいる利用者が何をしたいか、何をやっている時が楽しく、幸せなのかを「聞く」ことができれば自ずと利用者は楽しんでいただけるでしょう。
デイサービスの目的
高齢者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送れるように支援する事が目的です。
- 自宅の中で引きこもってしまう
- 心身の機能維持
- 家族の介護負担を軽減する事
上記のような成果がデイサービスを利用することで期待されている事です。
デイサービスのサービス内容
- 自宅とデイサービス間の送り迎え
- 排泄介助
- 食事の提供
- 健康チェック
- 入浴
- 機能訓練(専門職がいる場合、介護士はサポート要員です)
- レクリエーション
- 季節行事や外出行事
送迎車で迎えに行ったが、利用者が「行きたくない!」と言い出してしまったり、デイへ参加する準備が出来ていなかった、などイレギュラーも当然起こり得ることが推測されます。
どんな資格があれば働けるのか?
ずばり無資格でも働けます!
ただし、事業所によっては
- 実務者研修修了者
- 介護福祉士
- ヘルパー2級
上記のような資格をお持ちでしたら給与アップに繋がります。
また新たな資格を取得するための支援を事業所で行っている事もあります。スキルアップなどを視野に入れて転職をする事もできるでしょう。
デイサービスで働くデメリット
お給料がやや低い
下記157ページに従事している施設形態別に保有資格の有無による処遇の違いを集計しています。こういった集計はだいたい現実よりも高く出ている気がいます。平均値なので、仕方ないのかも知れませんが…
日によって利用者が違う。名前を覚える、関係性を築くのに時間がかかる。
大規模デイであれば、一日の受け入れ利用者が25名以上のところもあります。週に何度か同じ利用者さんを見る事もあると思います。
日々レクリエーションを考える事がしんどい。
人によるかも知れませんが、多くの人は苦手意識があるでしょう。私も苦手です。考えるだけでなく、司会進行などの役割も回ってくるでしょう。
デイサービスは事業所により特徴がある!
お泊りデイを実施している
情報収集時に気をつけて頂きたいのがココです。この記事を読まれている方は、夜勤から解放されたい方々だと思われます。お泊りを実施している事業所を選んでしまうと生活改善になりません。
お泊りデイを否定をしている訳ではありません。お給料面を考えるとお泊りを実施している事業所の方が待遇は良いでしょう。ただし、転職本来の目的からは逸脱してしまいます。
行事やイベントが豊富
車での外出、地域活動への参加や地域とのふれあいなど、様々な取り組みを行っている事業所があります。利用者の心身のリフレッシュだけでなく達成感、やりがいなどを得て利用者を孤立させない取り組み、効果も期待できます。
何かに特化している
食事が豪華、時折出前などを頼んだり食事に力を入れている事業所。入浴に関して力を入れており、様々な形態での入浴が可能な事業。送迎車には高級車を利用している事業所。自由を謳い文句にしており、利用者と介護士が一緒に昼食を作る事業所…など。差別化が行われており、利用者の選択肢が増えてきています。
まとめ
各デイサービスによって個性を出し集客に繋げたり、利用者の満足度の向上を図っています。お給料や福利厚生といった面も非常に大切なものです。ですが、それぞれの事業所が持つ個性の中で、自分自身が働けるのか?同じ価値観でいられるのか?是非、事業所の理念と自分の軸を照らし合わせて、ミスマッチのない転職になると私もうれしいです。
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