
「夜勤がつらい。人間関係も限界…」



転職、これで何回目…?
上記のように悩んでいる介護士さんは、決して少なくありません。
介護職は人間関係、体力的な限界、責任の重さなど“辞めたくなる要因”が積み重なりやすい職業です。「今度こそは」と転職しても、また同じ不安や後悔にぶつかる…。
私は元エージェントとして、転職を繰り返す中でキャリアに迷う多くの介護士さんを見てきました。
この記事では、“納得できる転職”を実現するための【7つの準備】をお伝えします。
今、迷っていても大丈夫です。
大切なのは、「転職する・しない」ではなく、どちらを選んでも後悔しない自分になること。
あなたのキャリアが、“繰り返し”ではなく“選択”になるように、この記事が、その第一歩となれば嬉しいです。
【準備次第で未来が変わる】介護職の転職前にやるべき7つのこと


転職を繰り返してきたけれど、また同じことの繰り返しになるのでは…?
「転職の準備ができていたかどうか」が、未来を左右する大きな分かれ道になります。
後悔しない転職に向けて、以下の今すぐできる7つの準備を紹介します。
- 希望条件を“整理”し、言語化する
- 「譲れない条件」と「妥協できる条件」を区別する
- 職場リサーチを“求人票”だけで終わらせない
- 本当に転職すべき? 転職せずに解決できることも見直す
- 自分に合う職場タイプを見極める
- 転職サイト・ハローワーク・自己応募の違いを知る
- 生活費・有給・退職日…逆算して行動する
準備1.希望条件を“整理”し、言語化する
転職活動の第一歩は、「どんな働き方を望んでいるか」「なぜ辞めたいのか?」をはっきりさせることが重要です。
頭の中にあるモヤモヤを、紙やスマホのメモに書き出してみましょう。
- 夜勤なし
- 通勤30分圏内
- 人間関係が良好な職場
- 休みを希望通りとりたい
- 昇給の仕組みがある所
思いつくままに書き出すことで、自分が何に不満を感じ、どんな職場に惹かれるのかが見えてきます。
理由が曖昧なまま動くと、次の職場でも同じ悩みでつまずきます。
転職で人生が変わるのではなく、「理由を自分で言葉にできるか」で、選択の質が変わります。
「しんどい」「辞めたい」だけでは足りない
上記のような転職理由がぼんやりしていると、負のスパイラルに陥ります。
その結果、下記の事が起こります。
・希望条件が曖昧になる
・面接でうまく話せない
・妥協して入職し、また早期退職…
転職理由が曖昧だと、求人選びもうまくいかなくなります。
準備2.「譲れない条件」と「叶えたい条件」を区別する
希望条件を書き出したら、次は「絶対に譲れないこと」と「出来れば叶えたいこと」に分類します。
たとえば「週5日勤務」は絶対だけど、「土日休み」は平日1日休めればOKというケースもあるかもしれません。
全ての条件を満たす求人は少ないため、あらかじめ優先順位をつけておくと、求人選びで迷いません。
“どこを譲れるか”を自分で把握しておくことが、後悔しない転職への鍵になります。
条件整理は、転職前にできる“最高の保険”です。
あなたの「これだけはムリ」を決めよう
正直、希望を全て叶える事が難しいです。
しかし、“これだけは外せない”という【譲れない条件】と【叶えたい条件】を決めておくと、後悔が減ります。
譲れない条件:これが叶わないと働き続けるのが難しい。自分の健康・家族・価値観に直結しているもの。
例:夜勤なし、日曜休み、通勤30分以内 など
叶えたい条件:可能であれば満たしてほしいけど、最悪譲ってもいいと思えるもの。
例:できればの年収アップ、できれば土日休み など
補足:お金に関して
年収は「高ければ高いほどいい」と思いがちですが、重要なのは、今の生活を維持するのに必要な最低ラインを明確にしておくこと。
理想年収ではなく、“この金額を下回ると生活が厳しくなる”という現実的な基準を決めておくことが重要です。
こうして条件に優先順位をつけておくことで、
求人を見るときに迷わなくなり、転職後のギャップや後悔も減らすことができます。



下記が私の譲れない条件と出来れば叶えたい条件です。参考までに
譲れない条件
・夜勤なし
・日曜固定休
・昇給制度が明確で整っている
出来れば叶えたい条件
・通勤は自転車圏内
・年間休日120日以上
・年収◯万円以上
準備3.本当に転職すべき? 転職せずに解決できることも見直す
私が転職エージェントとして働いていた頃、「給料が低い」「待遇が悪い」といった理由で相談に来られる方は多くいました。
しかし、話を深掘りしていくと“実は今の職場の方が条件が良い”ケースも少なくありません。
- 昇給制度がしっかり整っている
- 基本給が相場より高い
- 豊富な手当がつく環境にある
資格取得や上司との相談によって改善できた方もいれば、「あと1年だけ続けて資格を取った方が得だったのに…」と、転職を急ぎすぎて後悔した方もいます。
転職=給料アップ、とは限らないです。むしろ条件が悪くなるケースすらあります。
勢いで辞めてしまう前に、「これは転職すべき悩みか?」「転職しなくても解決できるのでは?」と一度立ち止まって考えることで、転職後の後悔をぐっと減らせます。
毎朝「行きたくない」が1ヶ月続いたら、黄色信号
一方で、「これはもう限界」という状況も確かにあります。
私自身の基準はシンプルです。
毎朝「行きたくない」と思う日が、1ヶ月以上続いたら、それは“赤信号”です。
人間関係・体力・仕事内容…。
嫌なことは誰にでもあるものですが、その中に「やってよかった」と思える瞬間が一つもなくなったら、それは心がSOSを出している証拠です。
私もかつて、職場の人間関係で限界を感じ、上司に異動を願い出ました。
結果はうまくいきませんでしたが、あの時、自分の気持ちを言葉にして「限界だ」と認めたことで、次の選択に進めたと思っています。
辞める前に“できること”を探るのは大事です。しかし、「もう無理だ」と思ったら、転職していいんです。
無理に我慢する必要はありません。あなたの心の声を無視しないでください。
準備4.自分に合う職場タイプを見極める
自分の性格・希望・生活スタイルに合った職場タイプを知っておくことで、働き続けられる職場選びができるようになります。
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 介護老人保健施設(老健)
- 有料老人ホーム
- グループホーム
- 訪問介護
- デイサービス
- 病院…etc
介護の現場は様々な種類があり、求められるスキルや人間関係、働き方も大きく異なります。
たとえば
じっくり関わりたい人には「訪問介護」や「グループホーム」
チームで働きたい人には「特養」や「老健」
未経験から始めたい人や体力に不安がある人には「デイサービス」なども選択肢になります。
未経験の方であれば特別養護老人ホームがオススメです。
介護職としてどこに行っても”オールラウンダー”として重宝されます。
「介護職は未経験だけど、興味がある。」という方には以下の記事もオススメです。
▶【未経験OK】最初に選ぶなら?介護職おすすめ職場タイプを比較!
施設タイプ早見表|あなたはどれに向いてる?
施設タイプ | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
特養 | 医療ニーズや看取りあり/基礎〜応用スキルが身につく | 介護の基礎をしっかり学びたい人/体力に自信あり |
老健 | 在宅復帰に向けたリハビリ支援/医療職との連携が多い | 医療との連携を学びたい/変化のあるケアをしたい人 |
有料老人ホーム | 自立〜重度介護まで幅広い/接遇や役職キャリアがある | 丁寧なケア・接遇が得意/役職を目指したい人 |
デイサービス | 日勤のみ/レク・送迎・身体介助 | 夜勤できない人/人前で話すのが苦でない人 |
訪問介護 | 1人で在宅訪問/自由度高め・観察力必須 | 自主性がある人/1対1の関係づくりが得意な人 |
障害福祉 | 自立支援メイン/高齢者支援とは違うスキルが必要 | 見守り・対話重視/福祉分野全体に興味がある人 |
病院(療養など) | 医療寄りの現場/看護補助・清拭など | 医療に興味がある/チーム医療を学びたい人 |
転職エージェント時代、特養出身の人が訪問介護でバリバリ活躍していたり、デイ勤務の人が医療系の病院で苦戦していたり。
スキルよりも、“自分の働き方スタイルに合っているか”が一番の分かれ目でした。
よくある“職場選びの失敗”あるある
- 「夜勤なし」と聞いて入ったのに、実は宿直があった
- 「人と関わる仕事が好き」で訪問介護に入ったけど、1人きりで不安になった
- 「雰囲気よさそう」と選んだら、スキルアップできる環境じゃなかった
原因はたった1つ。
“自分の希望と職場の特徴が合っていない”からです。
どうしても迷うなら、体験してみよう
求人票や面接ではわからないこと、実はたくさんあります。一番確実なのは、「やってみること」です。
単発バイトアプリ「カイテク」
気になる施設を1日単位で体験できるので、「合う・合わない」が早めに判断できます。
「向いているかどうか」は、実際にやってみないとわかりません。
▶【正直レビュー】カイテクアプリの評判・口コミは?介護士の【副業&転職に最適】
施設の違いは単なる名称の違いじゃありません。
そこで求められるスキルも、関わる人も、働き方もすべて違います。
自分がどう働きたいか。その答えが、施設選びの軸になります。
準備5.職場リサーチを“求人票”だけで終わらせない
求人票だけでは、その職場の“真実”は分かりません。
雰囲気・人間関係・残業の実態・職員の定着率など、大切な情報は現場を知る人にしかわかりません。
転職サイトのエージェントに聞いてみたり、口コミサイト、X(旧Twitter)などのSNS検索で現場の声を探すのも有効です。
可能なら見学や面接時に現場の雰囲気を観察しましょう。求人票に書かれている条件よりも、「ここでなら自分は続けられそう」と感じられる職場かが重要です。
求人探しで失敗する人の共通点
「どれを使えばいいのかわからない」
「面倒で後回しにしてた」
「結局、なんとなくで選んでしまった」
上記3つ、全て“情報不足”が原因です。
求人選びにおいて、一番の敵は「知らないこと」です。
準備6.ハロワ?エージェント?迷う前に、まず登録でOKです
求人探しは“相談先”によって結果が変わります。
転職方法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
- 転職サイト(エージェント)→ 条件交渉や非公開求人に強い
- ハローワーク → 地域密着だがサポートは限定的
- 自己応募 → 自分のペースで応募できるが交渉力は弱い
そして、多くの介護士がここでつまずきます。
「どれを使えばいいかわからない」
「1つに決めなきゃダメだと思ってた」
そんなことありません。答えはシンプルです。
全部使って、比べて、自分に合う方法を選べばいいんです。
私が転職エージェントだった頃も、「いろんなルートで探して、比べて決めたい」と言っていた人ほど、納得度の高い転職をしていました。
1つに決める必要はありません。情報は“広く集めて、狭く決める”のが鉄則です。
転職サイトを私の体験談でまとめ比較した記事があります。
よければ参考にしてください。
▶【ブラック回避】独自データで選ぶ!介護職向け転職サイト7選&体験談
情報収集は“登録してから”がスタート
転職活動は「動きながら考える」ことが重要です。
迷った時の考え方は以下です。
登録する=行動のスイッチ。そこから比較が始まります。
私は実際、転職活動では3つのルートを組み合わせて使いました。
「登録だけ」でもOK!転職準備の立派な一歩
転職サイトやエージェントに登録したからといって、必ず転職しなきゃいけない訳ではありません。
むしろ、情報収集のための“仮登録”こそが、後悔しない転職の準備です。
準備7.【その退職、損してない?】生活費と有給は“今すぐ逆算”
「もう限界。とにかく辞めたい。」転職を考え始めると、そんな感情が先に立つこともありますよね。
焦って退職してしまった結果、以下の声をこれまでたくさん見てきました。
・「思ったよりお金がもたなかった」
・「有給を捨てる形になって損した」
・「結局、慌てて転職してまた失敗…」
こうした“転職前の落とし穴”は、感情が先行した結果です。
ここで少しだけ立ち止まりましょう。
お金と時間の「逆算」が、転職の安心材料になります。
退職前の戦略!有給は“ただの休み”じゃない
辞めると決めた瞬間から、「残りの有給日数」は必ず確認しましょう。
適切に使えば、最終出勤日以降も“在職中”として給与が出ます。
ポイントは以下3つです。
・上司に気を遣って遠慮する必要はゼロ(労働者の権利)
・「最終出勤日」=「退職日」ではない
・有給は買い取りできない(原則)し、使わなければ消滅
「生活費の最低ライン」を今すぐ見える化
退職後に焦らないために必要なのは、理想年収の計算じゃなく、最低限の生活費の把握です。
項目 | 目安金額 |
---|---|
家賃 | 80,000円 |
食費 | 30,000円 |
光熱費・通信費 | 15,000円 |
保険・年金 | 20,000円 |
日用品・交通費など | 10,000円 |
合計 | 約155,000円 |
※扶養家族の有無や、ローン・養育費・通院費用などがある方は、その分を必ず上乗せして考えましょう。
退職スケジュールを“逆算”しよう
「有給が◯日ある」
「生活費は◯円必要」
「次の収入がいつになるか」
これらを組み合わせると、以下のような逆算表が作れます。
項目 | チェック内容 |
---|---|
有給残日数 | ○日(給与支給対象) |
最終出勤希望日 | ○月○日 |
退職日(在職最終) | 有給消化終了日 |
次の給与日 | 転職先 or 雇用保険の開始タイミング |
貯金残高 | ○万円 → 無収入何ヶ月耐えられる? |
「逃げる準備をしてから逃げる」ことが、賢い選択
無収入の不安。
焦って妥協する転職。
退職後の社会保険や住民税の請求…
これらはすべて、“準備不足”が招く問題です。
転職は人生の再スタート。
そのためには、お金と時間の「逆算」という現実からも、目を逸らさないことです。
焦って飛び出すな。準備して逃げろ。それが、失敗しない転職の鉄則です。
転職を繰り返す人に共通する“背景”と“傾向”


転職は、人生を変える大きな選択肢です。
しかし、何度も転職を繰り返してしまうと、「自分はどこへ行っても続かないのでは」と不安になることもあるはず。
実は、不安に感じる背景には“あなたのせいではない”構造的な問題や、共通する行動・思考パターンが隠れていることがあります。
介護職で転職を繰り返す人に共通する原因や傾向を紐解きながら、「なぜうまくいかないのか」の正体を明らかにしていきます。
原因を“言語化”できれば、あなたの転職は必ず前に進めます。
\ 介護職以外の選択肢も視野に入れている方へ /
「そもそも自分は介護に向いていないのかも…」「介護以外の仕事も経験したい」など
キャリアに迷いがある方にオススメの記事があります。
▶30代キャリア迷子の脱出方法|悩みの根源に気づき、なりたい自分を見つける
転職の前に、視点を変えるヒントが見つかります。
繰り返す原因は職場による労働環境の差
転職を繰り返す人の中には、「自分がダメなのでは」と悩んでいる方も多いかもしれません。しかし、本当に“あなたのせい”でしょうか?
介護業界には、労働環境に大きな差があるのが現実です。
同じ介護職でも、職場によって「働きやすさ」がまるで違います。それが転職ループを生む、大きな要因のひとつです。
ブラック職場の例 | ホワイト職場の例 | |
---|---|---|
勤務体制 | 夜勤明けでも残業が当たり前 | 残業は、きちんと記録・支給される |
シフト対応 | 急なシフト変更が日常(一方的) | 変更は相談ベースで、希望が考慮される |
休みの取れ方 | 有給申請で嫌味や圧力がある | 子育てや体調への理解があり、有給も取りやすい |
求人票や面接では違いが見えづらいです。
そのため「条件は良さそう」と思って入職しても、現場に入ってみたらブラックだった、というケースも少なくありません。



「介護業界は全部ブラック」だと感じていた人ほど、ホワイトな職場を知ったときに驚きます。
もしあなたがこれまで転職を何度も経験しているなら、“自分の我慢が足りない”のではなく、“劣悪な環境に当たり続けていた”だけかもしれません。
次こそ、ホワイトな環境で介護を続けるために。まずは「職場の当たりハズレがある」という事実を、しっかり知っておくことが大切です。
「また辞めたくなる職場」か、「ここなら続けられると思える職場」か。選ぶ前に、知る努力を忘れないでください。
準備なき転職は、過去の失敗を再現するだけ
「もう限界…」という気持ちのまま退職し、深く考えないまま次の職場へ飛び込む。
この流れを繰り返していると、気づけば“また同じ理由で辞めたくなる職場”にたどり着いてしまいます。
私が転職エージェントとして関わってきた介護士の中にも、「前の職場と同じことが起きている…」と相談に来る方がたくさんいました。
共通していたのは、「希望条件を明確にしていない」「職場リサーチをしていない」「転職の軸があいまい」といった“準備不足”です。
準備をせずに選んだ職場では、「なぜその施設を選んだのか?」「何を改善したかったのか?」という問いに答えられず、結局また同じ失敗パターンに陥ります。
転職は“環境を変える手段”であり、“理想の未来を実現するための戦略”です。
感情的に動くのではなく、冷静に立ち止まり、今度こそ「何を改善したいのか」「どんな働き方を実現したいのか」を整理することが、転職の成功率を大きく左右します。
転職で同じ失敗を繰り返さないためには、感情ではなく「準備」で動くことが不可欠です。
何から始めればいいかわからない人は、こちらの記事からチェックしてみてください。
▶【保存版】介護職が転職する前に知っておきたい7つの準備
転職を繰り返す介護士に見られる“5つの落とし穴”
転職を重ねても「また辞めたい」と感じてしまう人には、共通する“思考のクセ”があります。
ここでは、元エージェントとして多くのケースを見てきた立場から、転職ループに陥る5つの落とし穴を紹介します。
① 希望条件が「高望み」になっている
給料・シフト・人間関係・通勤距離など、すべてに理想を求めすぎてしまう。
現実と折り合えず転職が決まらない、または入職後にミスマッチを感じやすくなります。
【対策】「譲れない条件」と「妥協できる条件」を明確に切り分けておく。
② 自分を大切にできていない
転職で人生が変わると分かっていても、「どうせ私なんて」と諦めがち。
現状に不満はあっても、“行動”に移せずズルズル続けてしまう人も少なくありません。
【対策】まずは書き出す・相談するなど、小さな一歩を自分のために踏み出そう。
③ エージェントを“ただの窓口”扱いしている
質問せず、情報も出さず、受け身なまま登録して終わってしまう。
結果として、非公開求人や内情など「知って得する情報」を逃してしまいます。
【対策】 転職するかどうかの判断から一緒に考える“パートナー”として向き合おう。
④ 「今よりマシ」で選んでしまう
「もう無理…」「とにかく辞めたい」そんな気持ちで選んだ職場は、また不満が噴き出しやすい。
結局、前と同じような悩みを繰り返すことになります。
【対策】 「自分はどう働きたいのか?」という軸で、職場を見極める視点が必要。
⑤ 「やりきった」実感がないまま辞めてしまう
「なんとなく辞めた」「逃げた感覚が残っている」
この状態だと、転職に踏み出しても自信が持てず、面接でも言葉に詰まりやすくなります。
【対策】次は「やりきった」と言える働き方を意識しよう。自信と経験値が違ってきます。
「逃げ」ではなく「前進」に変えるために、“今やれること”を全部やる
転職を“前向きな一歩”に変えるには、まず現職で「やれることはやった」と言える状態を作ることが大切です。
特に介護の現場は、「利用者を置いて辞める罪悪感」や「周囲に迷惑をかけたくない気持ち」がつきまとう仕事。
だからこそ、「自分は何を学び、何に限界を感じ、なぜ次へ進むのか」を整理しておくことが大切です。
まとめ|「いつでも選べる自分」でいる準備が、未来を後悔しない
介護職にとっての転職は、働く場所を変えるだけでなく、「これからどう生きたいか」を見つめ直す機会でもあります。
準備不足のまま動けば、また同じような悩みにぶつかることに。逆に、「自分を知る」「働き方を見直す」「情報を集める」という準備を重ねれば、転職は“逃げ”ではなく“前進”に変わります。
「どんな働き方がしたいのか?」
「何を改善したいのか?」
「今の職場でやりきったと思えるか?」
これらの問いに向き合うことが、後悔しない転職につながります。
そして何より大切なのは、「いざという時に、いつでも動ける自分でいること」。
転職する・しないに関わらず、“選べる力”があなたの未来を守ってくれます。
次に読んでほしい記事
転職前に出来る鉄則について知っていますか?
▶【必読】介護職の転職で後悔しない!失敗しない鉄則5選!
元転職エージェントが伝授!
▶【悩む人へ】登録だけでも大丈夫?介護転職エージェントの不安と使い方
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