認知症ケアについて、みなさん悩んでいませんか?私自身が15年かけて学んだ認知症ケア成功のコツについて解説していきます!
【これが結論】不安にさせないための認知症ケア5選
- 目線を合わせよう
- 焦らせない、焦らない
- 話を聴こう
- 顔なじみの関係になろう
- 適度なボディタッチ
順番に解説をしていきます。
目線をあわせよう
態勢的な意味、精神的な意味の2つから目線を合わせましょう。相手の思いに寄り添うという事です。寄り添うって介護業界で良く耳にしますね。私は寄り添うについて、10年以上に渡り現場支援を行いながら考えました。その結果、寄り添うとは【相手の立場になって、相手の本当の考えに近づく事】ではないか、そう考えました。詳しい経緯なんかは、また別記事で書きたいと思います。
焦らせない、焦らない
まさに介護現場での火に油ですね。やってしまっている施設職員さん、多くみかけます。業務が優先になってしまうと起こりがちな現象です。焦っていると自覚があれば、深呼吸をしましょう。肺の中の空気を全て入れ替えるくらい、ゆっくりと。
話を聴こう
介護の基本の「キ」ですね。全ての介護に繋がる第一歩と私は考えています。まずは聴くこと。相槌以外の口は挟まず、その人の思いの丈をまずはしっかり聴きましょう。時間をかけてきくことで利用者は満足して笑顔になる事も多いです。聴くに時間をかける事で、その後の支援がスムーズに行くこともあるでしょう。
認知症の方の話は、突飛もない話もありますが、そんな話がどこかで繋がる事が多いです。そんな不思議な話を職員間で共有するのも面白いでしょう。
顔なじみの関係になる
皆さんと同じで”知っている人”と”知らない人”の差は大きいです。顔を覚えてもらうなんて時間がかかるし難しい!と思うかも知れませんが、時間のかかることではありません。利用者に対し「私の顔、覚えています?」や「この顔に見覚えありませんか?」と直接聞きましょう。
これは実体験からですが「うーん、どこかで見たことあるねえ…」という返答が一番多いです。次第に「顔は知っているけど名前は知らない。」という返事になります。この【顔は知っている人】になる事が重要です。知っている人になれば、その後の会話などスムーズに行くことが多いです。
適度なボディータッチ
好む方と好まない方、というよりは【ボディータッチして安心してもらえるタイミング】というものがあります。みなさんもそうではないでしょうか?人肌恋しいタイミングと言いますか…
なかなか眠れない、家族に会いたい、わからないことがわからずに辛い…そんなタイミングに出くわしたら優しく背中をさすったり、手をとってあげてください。
見つめ直そう!何事も基本の「キ」が重要!
なんだ、教科書通りの内容じゃないか!そんなことが知りたかったんじゃないよ!
自信を持って「出来ている」と言えるってことかい?
出来ていますか?基本の「キ」が出来ているか3つのチェック!
利用者家族が見ている前でも同じ支援ができるか?
良く言われる支援を見つめ直すキッカケを与えるフレーズですね。ここはクリア出来る方が多いと思います。最近では、自宅や利用者の部屋に監視カメラを置くご家族の方々も増えています。
相手が認知症じゃなくても同じ事をしますか?
認知症だし、すぐ忘れちゃうだろう。言っても覚えていないだろうから、言っても無駄。なんて対応はしてませんか?ガン患者でも、身体障害者でも、認知症患者でも、みんな同じ人間です。その人が不安なのか、不安になる要素が何かあるからです。
その支援方法、youtubeにアップできますか?
私はこのフレーズを某研修会で言われてギクっとしました。顔なじみの利用者家族の前で出来る事は関係性と実績があるからの事。ですが、youtubeにアップ出来るかと言われると…ちょっと心配です。
【まとめ】認知症になり、悔しい・辛い・悲しいのは本人
誰もなりたくて認知症になった訳ではありません。一番辛いのは本人でしょう。その事を忘れずに、支援が出来れば自ずとコツなど考えずに上手く認知症利用者さんと接する事ができるでしょう。
誰もが認知症利用者さんと上手く付き合えれば、利用者さんの生活は不安の少ない明るい生活ができるのではないでしょうか。上手く付き合うためには、やはりお互いをわかり合う事。そのための取り組みを施設の環境を含めて考えていただけるきっかけになれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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