「サービス提供責任者」ってなに?実際は何をするの?

具体的な解説付き「サービス提供責任者」 Uncategorized

サービス提供責任者ってなに?「責任者」って名前だから偉い人なの?

「介護福祉士」「実務者研修終了者」であれば誰でもなれるんだよ

誰にでも伝わるようにサービス提供責任者について解説していきます!良かったら参考にしてください!

結論!サービス提供責任者とは?

訪問介護事業所に「常勤」で「介護福祉士」または「実務者研修修了者」の資格を持って働く人!

責任者と名乗りますが、役職ではありません。利用者さんの視点から見た時、「サービスを提供してくれる担当者」という肩書が一番しっくりくるのではないでしょうか。訪問介護事業所では【管理者】というサービス提供責任者の取りまとめ役がおります。

偉い人じゃないって事はわかったけど…担当者だし何か責任があるのかしら?

サービス提供責任者について順番に説明していくね!

【解説】サービス提供責任者について

サービス提供責任者の仕事内容

以下6つが主な仕事内容です。事業所によっては新規受付は事務職が担当するなど、多少異なる事もあるようです。

  • ケアマネージャー若しくは利用者本人から新規で利用したいという依頼受付
  • 契約業務、担当者会議への出席
  • ケアマネージャーが作ったケアプランに沿って、【訪問介護計画書】を作る
  • 利用者さんとヘルパーさんのマッチング
  • 訪問介護計画書に則り、ヘルパーさんに仕事内容の説明から実施を行う
  • 利用者さん、ヘルパーさんに対して定期的な聞き取りを行い訪問介護計画書の見直しをする

一つづつ解説していきますね!

新規利用の依頼受付

ケアマネージャー、利用者さん本人やその家族から電話依頼を受けます。

居住地域、ヘルパー訪問の希望時間帯、希望支援の内容、利用者さんの既往…etc

聞き取った内容を元に、事業所でヘルパー支援の対応ができるか検討し依頼を受けるか否か返答します。

契約、担当者会議への出席

利用者さんやその家族に対して、事業所にある契約書等を説明して、同意を得て契約を結びます。契約内容を理解して頂く事も重要な仕事です。月々のヘルパー利用料、後々のトラブルを避ける、会社の方針を理解してもらうなど末永く利用して頂くために理解して頂く必要があるからです。

担当者会議では、関係者で情報共有を行い支援の方向性という物を参加者全員で決めていきます。

それぞれの立場の専門的見解が求められます。

ケアプアンに沿って、訪問介護計画書を作る

ケアマネージャーが作る大まかな計画(ケアプラン)をサービス提供責任者が具体的に(訪問介護計画書)するというものです。

より具体的に言えば、ケアマネージャーの作るケアプランには【入浴介助】と記載されているとします。

サービス提供責任者は個別の利用者さんの状況や環境に合わせて、この【入浴介助】の方法を具体的にします。どうやって入浴するかは人それぞれですので、ケアプランに肉付けをしていき、文章化した物が訪問介護計画書になります。

利用者さんとヘルパーさんのマッチング

サービス提供責任者は自ら利用者さん宅に行き、支援を行う事も多々あります。

ですが、上述の仕事内容もありますので、出来ればヘルパーさんという非常勤などの登録ヘルパーに利用者さん支援を行ってもらう事がベターです。

そして、利用者さんもヘルパーさんも人間です。合う合わないの相性やヘルパーさんの移動時間や効率などを考慮してヘルパーさんの人選を行います。

これが結構難しいです。人材不足でもあり、選べない現状でもあります。

ヘルパーさんに仕事内容の説明〜サービスの実施までを行う

具体的な支援内容を記載した訪問介護計画書を元に、ヘルパーさんへ支援内容を指導します。ヘルパーさんも新人さん(ほぼいない)〜ベテランさんまでいます。そんなに難しく考える必要はないかと思われます。利用者さん宅にヘルパーさんとサービス提供責任者が同行し、現場で実際にヘルパーさんに支援をしてもらいます。利用者さん、ヘルパーさんの双方が問題なく支援できる事を確認します。

ヘルパーさんとの同行は概ね1回です。難しい支援内容であれば何回でも同行して、手順確認や支援方法について指導する事もあります。私自信、数ヶ月かけてヘルパーさんに同行して指導した事もあります。(笑)

定期的な聞き取り。訪問介護計画書の見直しをする

半年に一回程度、利用者さんには支援を受ける事での満足度や改善希望点。ヘルパーさんにも利用者さんの身体状況の変化や支援方法の改善点がないかなど、双方に確認を行います。

定期的に行う事で利用者さんの身体的変化、ニーズの変化など早期にキャッチできる事もあります。

逆に言えば、ほったからしておくと利用者さんやヘルパーさんの怪我やトラブルの芽になりかねないので気にかけておく必要があります。

まとめ

サービス提供責任者とは「介護福祉士」や「実務者研修修了者」など資格保有者が訪問介護事業所で「常勤」で働く。

管理者などの役職を指しているのではない。

主な仕事内容として6つ。

  • 新規受付
  • 契約
  • 訪問介護計画書の作成
  • ヘルパーさんマッチング
  • ヘルパーさん指導
  • 定期的なモニタリング

最後まで読んで頂き、サービス提供責任者が何か大きな責任を負っているか?という疑問が解決して頂けたら幸いです。サービス提供責任者は、訪問介護の支援内容やヘルパーさんの指導、相談などを行う利用者さんの窓口の一つです。

サービス提供責任者についてもっと知りたいという方は

以上です。参考になればうれしいです。

今日もみなさん、ほどほどにがんばりましょ〜!

朝ぼらけ運営者:べるべ
この記事を書いた人
berube002

◼️記事を書いている人は?
【べるべ】

◼️何をしている人なの?
【介護福祉士として現場一筋15年】

◼️今は何しているの?
【訪問介護事業所でサービス提供責任者しています。】

◼️どこから情報を得ているの?
【介護現場、他職種、行政が実施する研修、厚生労働省からの通知などなどの鮮度の良い情報をお届けします。】

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